音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

あつ森アナリーゼ 後編

 

hw480401.hatenablog.com

 

先日、こんな記事を書きました。

あつまれどうぶつの森のタイトル曲について、

楽曲分析(みたいなこと)をやっています。

 

こちらは後編となりますので、前編をご覧の上でお読みいただけると幸いです。

 

今回はコード進行のお話をします。

なるだけわかりやすくお伝えしたいと思っているんですが、

調子こいて音楽用語連発し始めるようなことだけはしないようにします。

 

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これ、あつ森のタイトル曲「みんなあつまれ」を、

適当にピアノ譜にアレンジしてみました。

メロディだけ採譜してあとは和音重ねてちょちょいと作ってます。

アレンジの作業時間は5分くらいなんですけど、楽譜ソフトに全く慣れていなくて、

これを打ち込むだけで40分以上かかってます(笑)

ギターの間奏とかいろいろと抜けてますけど・・・

突貫工事で作ったので大目に見ていただけるとありがたいです。

 

 

タイトル曲の後半(譜面でいうと22小節目になります)は、

いわゆるサビの部分ですね。聞かせどころでもあります。

では、コードを見てみましょう。

 

※記載しているコードは私がちょちょっとつけたものです。

コードは解釈によって大きく変わるものです(という言い訳)。

 

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C→ド、D→レという順番でB♭→シ♭という音があるんですけど、

そのベースとなる音の名称でコードを決めてます。

例えば、B♭というのはシ♭、レ、ファという3音で構成された和音になります。

ベースの音がシ♭なのでこの3音の和音をB♭と呼称します。

 

後半最初はF/A、B♭、Csus4という和音が二回繰り返されています。

F/AというのはFonAとも書かれることがあるんですが、

Fの和音(ファ、ラ、ド)という和音を鳴らし、

その和音のベースをA(ラ)の音にする、というものです。

Csus4は・・・説明めんどくさいので割愛しますが、浮遊感のある和音です。

 

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私が手作業で書いた矢印の部分(笑)、これがベースとなる音です。

 

最初はA→B♭→Cという音を2回繰り返します。

そして、そのあと、

C#→D→E→F→F#→G→A→B♭→C

(ド#、レ、ミ、ファ、ファ#、ソ、ラ、シ♭、ド)

というベースの進行が見て取れるかと思います。

 

コード自体はそれほど難しいものがないんですけど、

(Fdimというちょっとした憂いを帯びたコードが出てますけど)

順番に階段を駆け上がるようなベース進行がわかるかと思います。

コード進行もとても計算されたものですごいんですが、

その説明をすると長くなる上にちょっと難しくなるので、ここでは書きません。

 

短いタイトル曲にもこれだけ多くの仕掛けが取り入れられている、

任天堂サウンドチームってすごいなぁ、と思いました。

 

 

という感じで、ちょっと説明がわかりにくかったかもしれませんけど、

アナリーゼ(楽曲分析)の真似事みたいなことをやらせていただきました。

もちろん、これだけというわけじゃないんですよ。

もっと深いところまで掘り下げていくんですけど、

専門的な話になりすぎると面白くないですし、

私もそれほど言葉が上手に紡げる人間ではないので、そこは申し訳ないです。

 

 

こういう楽曲分析って需要あるんでしょうかね・・・(笑)

需要があればまた別の曲でやってみたいと思います。