お仕事の話をします。
といっても本業のお話ではなく、
フリーランスで行っている音楽のお仕事のほうです。
8月に予定されていた仕事がおじゃんになったことは以前書きました。
とはいえ、細々ながら仕事はしてるんですよ。
世の中がこんな状況なので、平時と比べたらだいぶ減っていますけど・・・
それでも、仕事が来るだけまだマシ、なんでしょうね、きっと。
家にいることが常態化していて(当たり前なんですけど)、
先月全く仕事をしていないという方も多くいらっしゃるようですし、
特定の業種の方は、感染のリスクを抱えながらも懸命に業務を遂行されています。
嫌なこと書きそうになったのでお話を戻します。
「編曲ってどんなことするんですか?」という質問を多くいただきます。
あと「アナリーゼ(楽曲分析)ってどういうことやるんですか?」
という質問も実は多くいただいております。
人によってそのスタイルは大きく違うと思うですけど、
たとえばパソコン(Macintosh)を使って作業される方も多いですし、
それこそ鉛筆と紙のみで作業される方もいらっしゃいます。
まあ、わたしなんですけど(笑)
新しもの好きではあるんですが、こと音楽に関わることに関しては、
総じてアナログ気質が強いような気がします。
編曲時も楽器も触らないで、ずっと紙と鉛筆で作業をしていますし、
(おかげでカフェとか食堂でも作業ができます)
分析を行うときも大体同じような感じです。
メロディやモチーフ(動機:短いフレーズ)の使い方や発展の仕方、
あるいはリズムの変化などを統計的に考えるやり方が主になります。
時にはメロディを細分化して、細分化したものを楽曲全体から探したり、
あるいは一つのリズムに着目して、それが楽曲にもたらす効果を考えたりします。
スケール(音階)を分析する場合には、その種類がどれに当てはまるのか、
また、ある箇所で使われた音階がほかの箇所でも散見される場合があるとき、
その音階を使用した意図を、使用前後の状態から推量したりします。
ペンタトニック(五音階)やシンメトリカル(ジャズ調)など、
数多くのスケールが存在しており、それらを熟知している必要があります。
数列やグラフなども分析で使うことがあり、
やっぱり音楽ってある種の学問なんだな、と思わされて辟易とします(笑)
と、少し小難しく書いては見ましたが、
音楽を楽しむのに理屈はいらないです。逆に邪魔です。
だから客席に座って演奏会を楽しもうとする瞬間に、
そういう理屈はなるだけ忘れるようにしています。
聴くは易く、アナリーゼは難し、って感じでしょうか。
今度、ブログ上で具体的なアナリーゼをやってみようかな、と思ってます。
こういうのって文字だけだとどうしても伝わりにくいことが多いので・・・
というわけで、今日は久々に音楽仕事やってます(笑)