前回こういうブログを書きました。
今の私の状況としては、これを投稿した時よりも悪化している感じです。
私も日々業務を遂行しながら、不安に苛まれており、
眠れない日もあって、いつこの不安が消えるのかと、
いろいろなことを想像しつつ、音楽聞きながら乗り越えています。
まあ、眠れない時点で乗り越えきれてないんですが(笑)
こういう不安定な時に、他人の怒りや感情むき出しの文章を読むと、
それはそれは精神衛生上好ましからざる状態になることが必至なので、
なるだけそういうくだらない文章は見ないようにしています。
みんなもいろいろ不安なんでしょうね。
だからといってそれが、度を越した文章を書く免罪符にはならないんですけど。
自粛ムード全開で、舞台や演奏会などのエンターテインメントが次々と中止、
いつ果てるとも知れない戦いが水面下、いやすでに浮上していますが、
不満を口にしたい気持ちもわかるんです。
「王様の耳はロバの耳」の散髪屋の心境よろしく、
井戸に向かって何かを叫びたくなる気持ちもわからなくはありません。
非難や怒号をSNSで投稿したところで、本人は痛痒にも感じないでしょうし、
SNSで同じ考えを持っている人がいたところで、それは進歩とはならず、
停滞を助長してるに過ぎないように思えるんですけど、
きっとそういうことも考えず、ただ叫びたいだけなんだろうな、とも思います。
正直、批判だけして留飲を下げているだけの人たち、反吐が出るほど嫌いです。
ま、関係のない、生産性のかけらもないくだらない話はこのくらいにして。
ボストンにいる私の友人のライブですが、正式に中止となりました。
再開のめどは全く立っていないようです。
今月の私の渡航も無期延期、再来月の友人の来日も無期延期、
(彼は某アニメの聖地巡礼をするために来日する予定でした)
予定は未定となってしまいました。すごく残念です。
そんな彼から一通のメールが今朝届きました。
そして、メールの添付ファイルには2つの動画が。
1つは彼と彼の奥さん(私の中学時代の同級生)のメッセージでした。
メッセージの内容はここでは語りませんが、それを見ながら私は号泣しました。
そしてもう一つの動画は、彼のいつものピアノ部屋の動画、
つまりは、彼のピアノ演奏動画でした。
彼が弾き語りしているその曲は、
ゲーム「サクラ大戦」の中の1曲で、私が10年くらい前に精神を壊していたころ、
何度も聞いて勇気をくれた曲、「つばさ」だったんです。
(歌謡ショウVer.の「つばさ」ではなく、作曲者が弾き語りしたVer.です)
けして上手いとは言えないけれど彼の特徴のある凛とした歌声と、
私が世界一うまいと思っている彼の流麗なピアノ伴奏とがあいまって、
それはそれはすごく感動的な動画となっていました。
ボストンまで飛んでいてハグしたくなるくらいです(笑)
こういう時だからこそ、音楽などの力をまざまざと実感しています。
不安感が根こそぎ取り去られるわけじゃないんですけど、
それでも、ぽっかりと空いた穴に何かが補填されたような、
ほんの少し充足感が感じられるような、そんな気持ちがします。
それが錯覚であっても、今の私にはこれが必要なんです。
文句や怒号にまみれた、一部の汚い大人の言葉なんかよりもずっと有意義です。
だからこそ、少しでも早くこの騒動がおさまって、
日常が訪れるのを、密かにじっと待ちたいと思います。