入野義朗さんというと、
黛敏郎さんや諸井誠さんらとともに現代音楽の旗手として、
20世紀音楽研究所なるものを組織して作曲活動をされた方です。
例にもれず、私も学生時代に入野さんの曲は聞きました。
日本人で最初に十二音技法を用いて作曲をした最初の人と言われており、
そういう意味でも日本の現代音楽界で重要な人物の一人です。
まあ、そういう解説はどうでもいいんですけど(笑)
私が持っているのはこのCDです。
弦楽三重奏に焦点を絞ったアルバムなんですが、
今では手に入れるのがかなり難しいものとなっているようです。
買っといてよかった(笑)
現代を代表する3人の作曲家による三重奏曲と、
なぜか「八木節」のTrio編曲バージョンまで収録されているお得なアルバムです。
入野さんの弦楽三重奏曲ですが、
かなり緻密に作られている楽曲ではあるのですが、
現代音楽としては割と聴きやすい部類に入るような気がしなくもないです。
あくまでも個人的な所感ですけども。
いきなりこのアルバムから入る人はほとんどいないと思いますけどね・・・