音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その79

ドイツの現代音楽作曲家、シュテファン・ヴォルペ。

彼の名前を知ったのは、例の如く音楽学校にいた頃です。

 

あの頃はずーっと現代音楽を聞いていた感じですね。

三か月とか四か月とか、ほかの音楽にかまけることなく、

その世界に耽溺していた時期です。

ノイローゼ気味だった、とは私の友人の言葉ですけど(笑)

 

最初に聞いたのは「3声のトッカータ」というピアノ曲でした。

 


Stefan Wolpe, Toccata (1941)

 

やや技巧的でかたい印象を最初受けますけど、

ところどころに遊びの音色もあり、音楽として完成されている感もあります。

 

ジャズ色の強い音楽も彼の特徴で、

彼の作品「無言歌」はその影響が色濃く出たものの一つです。

 


Songs Without Words: I. Vocalise