音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その78

ドイツの作曲家、ハンス・エーリヒ・アポステル。

たぶん、日本ではほとんど彼の楽曲は演奏される機会がないようです。

私が知らないだけで、実はコンテンポラリー界隈では演奏しているかもしれませんけど、少なくともここ数年で演奏曲目に彼の名前は無いように思います。

 

最初に彼の作品で聞いたのは、

たしか「ハイドンの主題による変奏曲」だった気がします。

 


Hans Erich Apostel (1901-1972): Haydn variations op. 17 (1949)

 

古典派音楽の大家の一人であるハイドンのテーマを、

現代音楽に落とし込んではいますが、それほど難解ではない感じです。

もちろん「難解」という定義も人によってまちまちでしょうけど・・・

 

あと、彼が師と仰いでいたアルバン・ベルク組曲「ルル」の曲を変奏曲にしたもの、

「ルル変奏曲」もちょくちょく聞いていました。

まあ、変奏曲を聞くなら原曲の「ルル」を聞くべきかもですけど(笑)

 


Alban Berg: Variations from "Lulu" (1935)