10年以上前に、金管六重奏の編曲をさせられたことがありました。
(「やった」ではなく「させられた」です笑)
私自身は吹奏楽の経験がほぼ無い人なのですが、
フルオケ譜面や室内楽で培った知識には自信を持っていたので、
金管六重奏くらいなんでもないだろう、と思ってたんですけど、
これが非常に難産でございました。
結局予定よりも一か月ほど遅れてアレンジが完成、
依頼者からはお礼のお手紙をいただきました。うれしかったです。
金管アンサンブルの音色って温かみがあってすごく好きなんです。
オーケストラや弦楽四重奏といったところからすると、
少しマイナーに映ってしまうかもしれませんが、
公式でもゲームの音楽などで金管五重奏で編曲されたものもあり、
耳なじみのあるメロディが金管のみで演奏されることも珍しくはありません。
八木澤教司(さとし)さんの「金管六重奏のためのタランテラ」は、
2004年に作曲されたナンバーです。私も大好きな楽曲です。
前述のアレンジを依頼された時、この曲も参考の一つにさせていただきました。
[Brass6] タランテラ/八木澤教司/ Tarantella/by Satoshi Yagisawa
タランテラというのはイタリアの舞曲の一つで、速いテンポが特徴です。
この曲もそういう意味でいうと難度はかなり高めですね。
金管楽器を1つも演奏できない私が言うのもはばかられますが(笑)