音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その63

現代音楽を主に聞いていたのは学生時代という話は、

このブログでもかなりの回数書いてきているとは思いますが、

実は最近のもちゃんと聞いています。

 

アメリカの現代音楽の作曲家、ポール・モラヴェックの作品も、

10年くらい前に聞いて、その音に刺激を受けました。

 


Paul Moravec: Tempest Fantasy

 

クラリネット、チェロ、ヴァイオリン、そしてピアノという室内楽編成、

というところも私の好みとするところではありますが、

その音色はかなり巧緻な印象が強いですね。

 

この「テンペスト・ファンタジー」という曲、

シェイクスピアの戯曲「テンペスト」から着想された楽曲で、

5楽章すべてにその戯曲の登場人物の名前が冠されています。

(エアリエル、プロスぺロー、キャリバンなど)

ベートーヴェンピアノソナタにも「テンペスト」という通称を持った曲がありますし、

チャイコフスキーもこの戯曲を基に作曲を施しています。

 

このほかにも「時の回廊」という楽曲もおすすめです。

40分にもわたる室内楽曲ですが、聞いてて飽きません(主観ですけどw)。

 

モラヴェック:時の回廊/プロテウス幻想曲/アリエル幻想曲

モラヴェック:時の回廊/プロテウス幻想曲/アリエル幻想曲