日本ファンタジーノベル大賞というのがあったんです。
1989年から2013年あたりまで続いていた賞なんですけど、
いろいろと事情があって無くなってしまったんですよね。
後に「雲のように風のように」と改題してアニメ化もされました。
あの小説をよくもまあアニメにしたものだと当時は思わなかったんですけど、
最近になってもう一度見る機会があってみてみたんですが、
やっぱり少し切ない気持ちになってしまったのを憶えています。
原作小説の最初の1行で度肝を抜かれたのは私だけではないと思いますが(笑)
未だにあの出だしを超える小説にはなかなか出会えていません。
主題歌と主役である銀河の声を担当したのは当時アイドルで、
編曲の山川恵津子さんがいい仕事しています。
イントロのサクソフォンがとても印象的でした。
第2回日本ファンタジーノベル大賞で優秀賞に輝いたのが、
後に「リング」「らせん」などで一躍有名となる鈴木光司さんの「楽園」です。
ホラー小説の印象の強い鈴木さんですが、
「楽園」のお話は壮大なファンタジーとなっています。
私も読みましたけど、内容はほとんど覚えていません(笑)
そしてこの「楽園」もテレビアニメ化されました。
「満ちてくる時のむこうに」と改題されたんですが、
この主題歌がすごく印象に残っています。アニメの内容は忘れましたけど(笑)
歌うのは、アニメで声優をつとめられたシンガーソングライターの平井菜水さん。
お名前は存じ上げなかったんですが、いろいろと調べてみると、
私もよく知っている情報番組のエンディングも担当されていたようです。
この主題歌「満ちてくる時のむこうに」は、
ゴールデンコンビによる楽曲です。悪い曲なわけがないですよね。
編曲は船山基紀さん。今もアレンジ界でご活躍のベテランアレンジャーさんです。
SMAPやSexy Zoneなどのジャニーズ系楽曲も数多くアレンジされています。
私もずっと歌もののアレンジをやらされていたので、
船山さんのアレンジはいろいろと勉強になった記憶があります。