今から33年前。
1986年2月21日という日付で思い出すことといえば、
任天堂のファミリーコンピュータの周辺機器の一つ、
ファミリーコンピュータディスクシステム(以下、FCD)が発売されたことです。
私は発売日に買った勢ではないのですが、
それからしばらくして家にそれが届いた日のことは克明に覚えています。
ディスクを読み込む「カチャカチャ」とした音とか、
近所のおもちゃ屋さんにあったディスクライターで書き換えをしたこと、
(当時、FCDのゲームは500円でゲームの書き換えが出来ました)
ACアダプターが無かったので乾電池をたくさん消費していたこと、
そうしたことが今事のように思い返されます。
FCDと同時に発売されたのが、
今もシリーズが続いているアクションRPGの名作「ゼルダの伝説」、
そして、いろいろと難易度的にいわくのある「謎の村雨城」の2タイトルでした。
このブログは音楽ブログということなので、
どちらか一つのゲーム音楽のお話をしようかな。
ひねくれものなので「謎の村雨城」にしましょうかね(笑)
音楽を担当されたのは近藤浩治さんです。
ローンチ2タイトルの音楽を一人の方がやられるというのは、
今から考えるとすごいことだよな、とは思うのですが、
謎の村雨城に関してはゲームの難易度ばかりに目が行ってしまって、
付随する音楽にまで正当な評価が得られていないのではないか、
と私などは考えてしまいます。
Nes: Mystery of Murasame Castle Soundtrack
そりゃ任天堂好きに限らず、ゲーム音楽ファンの間ではこの曲有名ですけど、
それは、スマブラのおかげでもあるのかもしれませんし(笑)
まあ、私はスマブラあまり好きじゃないんですけど・・・
※スマブラ
大乱闘スマッシュブラザーズという、
任天堂が発売したゲームのキャラクターが多数登場する格闘アクションゲーム。
そのBGMにゲームオリジナル楽曲やアレンジが多数収録されていることでも有名。
近藤浩治さんのセンスが光ってるなぁ、と思ったのは、
エンディングにベートーヴェンの第九のメロディを使ってるところですかね。
当時のファミコンの音楽は、
クラシックの名曲がアレンジして使われることも多かったようです。
ちなみにFCDでも数多くの名作が世に送り出されました。
「ファミコン探偵倶楽部」や「新鬼ヶ島」「遊遊記」「タイムツイスト」など、
アドベンチャーゲームの名作も豊富にありましたし、
それ以外にもジャンルを問わず100タイトル以上のゲームが遊べました。
それを書き換え500円で遊ぶことが出来たというのは、
今から見ても画期的なシステムだよなぁ、と思ってます。
機会があればこれらFCDゲームの音楽のお話もできれば良いですね。