ラジオ人間です。
って、なんのこっちゃわからないですね(笑)
昔はテレビっ子ではなくラジオっ子でした。
かじりついてテレビを見るよりも、
卓上ラジオで周波数をあわせて、ノイズの混じった声を聴いてました。
おしゃべりだけの番組や、歌などをかけるリクエスト番組など、
それこそ学校から帰ってつけるのはラジオ・・・
というほどのめり込んでいたわけでもないんですけどね。
テレビも並行してみてましたし。
今もFMをかけながら社用車でお出かけすることもありますし、
そういうところで音楽を吸収していることも多いです。
昔はテレビでも歌番組が毎日のように放送されていて、
そんな番組でナツメロや流行歌などを聞いていたものです。
そしてラジオでもFM,AMを問わず、
様々なジャンルの音楽を、それこそ浴びるように聞いていたんです。
今の私を形成したのはそうしたラジオで聞いた音楽もその一つだったんでしょうね。
今はインターネットが普及して、
手軽に「聞きたいものを選んで聞く」のが当たり前の時代になりました。
それはそれでとてもありがたいですし、うれしいことなんですけど、
そうなると「好きなものしか聞かない」ようになるんじゃないかな、
という懸念も少なからずあるような気がしてます。
たとえば辞書で分からない言葉を調べるとき、
今だとネット検索やオンライン辞書などでその意味がすぐにわかるんですけど、
昔は分厚い辞書が家にあったので、それで調べ物をしていました。
辞書だと、その言葉の周辺に、同じ音から始まる別の言葉がたくさん書いてて、
調べ物をしながら違う言葉にも出会える機会が多かったように思います。
そうしたことが音楽でもあるように思えます。
ラジオは基本「受け身」の媒体なので、
自分からすすんで聞きたいものは聞けないですよね。
(リクエスト番組など、希望する曲をかけてくれるものもありますが)
なので、どうしても知らない曲も聞く、いや、聞かされることになります。
そうすると、
「あ、この曲、良いな」とか「へぇ、あの人こんな歌うたってるんだ」とか、
きっと自分から率先して聞かないものまで聞くことになるので、
私のような音楽好きにはたまらないメディアの一つになってました。
古い演歌やナツメロなどはそうして聞くようになったんです。
けして、年をごまかしてるわけじゃないんですよ(笑)
今ではスマホやパソコンでもラジオを聴ける便利な世の中になりました。
でっかいラジカセのアンテナを立てて、ダイヤルをまわしながら、
聞きたいラジオ局をチューニングする、なんてことも無くなりましたけど、
それでも、やっぱりラジオっていいよなぁと思ってます。
聞く機会は、全盛期に比べるとだいぶ減っちゃいましたけどね。
空いた時間に、ちょっとお耳がさびしくなった時、
ラジオを聞いてみるのもたまには良いかもしれませんね。