12人の優しい日本人、という舞台があります。
原作、脚本は三谷幸喜さん。
コメディを書かせたらこの人の右に出る人はいないのでは、
といわれているかどうかは定かではありませんが、
数多くの舞台、TVドラマなどの脚本を手掛けられています。
元々は舞台で上演されたものですが、
1991年に映画版が公開されました。
舞台とはまた違った演出で、スマッシュヒットを飛ばした、
といわれているかどうかは定かではありませんが、
少なくとも私はこの映画を楽しんだものの一人だといえます。
そんな映画版「12人の優しい日本人」ですが、
そのエンディング(スタッフクレジット)ではクラシックの名曲が使われています。
モーツァルトのピアノソナタ第16番ハ長調 K.545の第2楽章です。
Andanteという速度指定のある緩徐楽章ですね。
Mozart sonata in C K.545 2nd mov, Mitsuko Uchida Piano
この曲自体は昔から知ってはいるのですが、
この曲って第1楽章があまりにも有名すぎて、
第2楽章ってクラオタといわれる変人の皆さんを除いて、
テレビでもそれほど流れない「知る人ぞ知る曲」という印象が私にはあります。
聞いてみると、とても可愛らしい曲なんですよね。
この映画「12人の優しい日本人」のエンディングに、
この曲をあてた方がどなたかは存じ上げないんですが、
選曲センスいいなぁ、と思いました。
映画を見たことが無い方は一度見てみることをお勧めしておきます。