音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その30

レナード・バーンスタイン

指揮者としても演奏者としても広く知られています。

彼の指揮によるマーラー交響曲は今でもバイブルとなっていますし、

音楽への姿勢という意味でも多大な影響を多くの人に与えた教育者でもありました。

 

商業作品としてミュージカル「ウェストサイド物語」などを成功させた彼ですが、

実は交響曲室内楽でも秀作を数多く残しています。

そんな作品群の中で、特に私が影響を受けたのが、

交響曲第3番「カディッシュ」でした。

 


Leonard Bernstein: 3rd Symphony - ECYO cond. Leonard Bernstein

 

交響曲と銘打たれていますが、

冒頭から語り手によるナレーションが入っていたりしています。

大規模なオーケストラ、合唱、独唱も含まれて、

楽想としても、かなり多くの技法が取り入れられた作品ですね。

 

最初にこれを聞いた時は驚いたんですけど、

それでも曲間から伝わってくる祈りのようなものが心に響いて、

曲が終わると自然に涙が流れます。