音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その29

今までこのシリーズで語らねばと思ってて、

ずっと避けていた作曲家がいます。

 

矢代秋雄(やしろあきお)さんです。

 

私の中で彼の音楽に占める割合はけして小さくありません。

だからこそ、安易な紹介にするのがためらわれて、

今まで紹介していなかった、とも言えます。

 

音大で出会った彼の作品「交響曲」を聞いた時、

背中に電流が走ったような感覚にとらわれたことを思い出します。

 


Akio Yashiro - Symphony (1958)

 

この曲の楽譜を見せてもらう機会が学生時代にあったんですけど、

その精密で隙のない楽譜に圧倒されました。

 

私が学生時代に愛用していた、矢代さんの和声学の教本は今でも大事にとってあります。