黒澤映画はもともと好きでよく見てるんですけど、
その音楽の使い方も個性的でした。
黒澤明監督の映画の音楽を担当した作曲家はたくさんいらっしゃいますが、
初期の黒澤映画の多くを担当されたのが、
現代音楽の分野でも活躍した早坂文雄さんです。
交響楽や室内楽でも佳作を多く残しておられますが、
映画音楽という分野でも多くの傑作を残しています。
中でも世界の映画史に燦然と輝く傑作映画「七人の侍」の音楽は、
映画の内容と相まって評価の高い映画音楽としても知られています。
アメリカにいた頃、どうしてもこの映画のサントラが欲しくて、
東奔西走したことはいい思い出です。
早坂さんの紡ぎだした音楽にはそれだけの価値があると今でも思っています。
Seven Samurai (1954) Original Japanese Theatrical Trailer