ここ最近、更新頻度を意図的に上げてます。
というのも本職が年度末ということで多忙なんですよ。
その多忙な合間、休憩中にふっと浮かんだ曲について、
10分くらいでさくっとブログを書くってことが、
私の中でいい切り替えになっていることに気づいたんです。
ジャズにしろクラシックにしろ、
語りたいことはまだまだたくさんありますし、
そもそも何かを吐露するという行為が私の性にあってるんですね。
とまあ前置きはさておき。
休日に時間があると家電量販店へ行くことがあります。
何かを買うというわけではないんですけど、
液晶テレビやオーディオ関連をじっくり眺めつつ、
その新製品が我が家に来たら、という妄想をはじめるわけです(笑)。
それだけでちょっと満足してしまう自分がそこにいます。
テレビのコーナーで音楽番組が流れていることが多くて、
そうした音声が混然となって耳に入ってくるんですけど、
私の耳がおかしいのか、音楽業界が変化したのか、
どうも「音が幼くなった」印象があるんですよ。
本気度の強い音楽もあるんでしょうけど、
テレビやラジオから流れてくる音楽、特に流行の音楽をちょくちょく聴いていると、
作曲にしろアレンジにしろ「少しわかりやすすぎない?」って思うんです。
作者の意図が明確にわかるってのもちょっと考え物かなと。
先の読める音楽が多くなった印象なんです。
ああ、ここでこの展開ね、とか、
この和音はあの作品と同じってことはアレンジャーが一緒かしら、とか、
そういう感想を抱くことが、近年極端に多くなった気がしています。
ちょうど現代音楽が90年代以降少し停滞しているのと同様に、
日本での流行音楽も少し停滞しているような気がしてなりません。
「あんた今、そんなに音楽聞いてないんでしょ?」って思われるかもしれませんが、
日本で発売されている音楽については、結構聞いているつもりです。
CDを買ったり借りたり、月額定期で配信されたものなどなど、
ありとあらゆる媒体を利用してかなりの音楽を消費しています。
そうなんです。消費されてる感が強いんですよ、今の音楽って。
はやりすたりのサイクルがめまぐるしいから、
どうしても粗製濫造してるように感じてしまうんですよね。
だからなのかわかりませんけど、
クラシックやジャズのライブへ行くと、
そのマナーに閉口しながらも、安心している自分がそこにはいます。
うん、やっぱり原因は私の方にこそあるのかもしれない(笑)。