作曲家の池辺晋一郎さんの楽曲で最初に出会ったものは、と聞かれると、
NHKで放送していた「未来少年コナン」のBGMと答えるようにしています。
こうした劇伴を数多く手がけられており、
器楽曲、合唱曲など幅ひろい分野で作品を作られています。
池辺さんと現代音楽、というとなかなか結び付かないと思うんです。
劇伴や音楽番組でのユーモアある評論などの印象が強いんですよね。
現代音楽と言われるものも数多く作られています。
音大時代、最初に聞いた池辺さんの現代音楽は、
確か交響曲だったと記憶しています。確か2番「トライアス」だったかと。
音楽の記憶に関してはかなり鮮明に覚えているはずなんですけど、
ちょうど音大で現代音楽を聞きまくっていたころなので、
時期と作品がかなりあやふやになっているのが事実です。
何かの番組で池辺さんがおっしゃってたんですが、
1990年代以降、現代音楽はそれほど進歩していないのだそうです。
それまでにいろいろと実験的なことをやりすぎたのが大きな理由だそうですが、
言われてみると確かにそれ以降目新しいものは見られない気がしますね。