最初に聴いたのは「Duo per Bruno(ブルーノのためのデュオ)」でした。
Franco Donatoni ~ Duo per Bruno (1974 - 1975)
彼の創作期としては中期に当てはまると思うのですが、
私が彼のこの曲を聞いたのはアメリカで現代音楽に傾倒していた頃です。
音楽家として生きていこうと思っていた頃にこの曲を聞いて、
ある種の衝撃のようなものを受けたことが記憶にあたらしいのですが、
私自身の音楽人生のごくごく初期にこの曲を聞いてしまい、
現代音楽の迷宮にはまり込んだのは、
今にして思うといい経験だったのかも、と思ってます。
そんな苦い思い出を想起させる一曲です。