音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

ゲームの音楽とオーケストラの親和性について

最近SNSを見てて思うところを書いてみようと思います。

 

ゲームの音楽の演奏会が本当にたくさん出てくるようになりました。

私はそのほとんどに行ってないんですが(笑)、

興味がわくものについては重い腰を上げるようにしています。

興味がわいても、その演奏会で「内輪感」を感じるものは行きません。

 

残念ながら、これまで数多くのゲームの音楽の演奏会に行って、

アレンジが秀逸だな、と思ったことはほとんどありません。

音楽の専門的な知識を有していようとなかろうと、

こればっかりは私のセンスに起因するところなのでどうしようもないことです。

アレンジが下手というわけじゃないんです。ただ、気に食わない(笑)。

 

そしてその演奏会の大半がオーケストラやブラスバンドなど、

割りと大きめな編成での演奏というのが主流となっているようです。

 

 

ここではたと考えました。

なんでゲームの音楽の演奏会って、

クラシック音楽の演奏会と似たような編成なんだろう、と。

 

いわゆるゲーム内で流れる音を「原曲」とします。

この原曲に思い入れが強い方々のことを俗に「原曲厨」と呼ぶのだそうです。

ゲームの音楽が好きな人たちというのは、こうした原曲厨が結構多いのだそうです。

リズムや調性などが原曲と違っていることに快しとしない人ってことですね。

つまりは、原曲に忠実に演奏することが求められることが多いジャンルともいえます。

 

かたやクラシック音楽を考えてみましょう。

重度なクラオタでもない限りはそれほど気にしないんでしょうけど、

クラシックも楽譜の記載を忠実に奏することが求められやすいジャンルです。

指揮者やオケによって音色が変わることがあっても、

楽譜が絶対的な権力を有していることに変わりはありません。

 

そうなんです。

オーケストラという媒体は、こうした「忠実に演奏する」ことに長けているわけです。

ジャズなどのような即興演奏が入り込む余地があまり見込めません。

ゲームの音楽もクラシックも、いかに原曲に寄せて演奏するかを問われます。

 

だからなのかもしれませんけど、

ゲームの音楽を演奏する方々の多くはクラシックにも造詣が深い方が多いですし、

その逆も又然り、といえます。(当社比)

 

私はどちらかと言うとアドリブなどの即興演奏が好きですし、

アレンジが大胆に施されているものをより好む傾向が強いのですが、

だからといってもクラシックもゲームの音楽も嫌いではありません。むしろ好きです。

でも、一度ジャズテイストの強いゲーム演奏ってのもピアノ一本でやっていいんじゃないか、って思うことがあります。

私が演奏しても良いんですけど、もっと上手い人がいるのでそちらに任せます(笑)。

 

 

※今回の文章はふとした思いつきで書いていますので、

いろいろと思うところはあると思いますが、酔っぱらいの世迷い言程度に思ってもらえるとありがたいです。