音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

匿名希望

ここ最近ずっとモヤモヤと考えていることがありまして。

あ、どうも絶賛フランス滞在中の私です(笑)。
※現在2月10日の深夜です。


ラジオなどでもよく使われていた言葉「匿名希望」。
はがきや手紙などには本名や住所などの個人情報が使われています。
それをそのまま読まれることをあまり好まない人であったり、
諸般の事情で名前を表に出したくはない方などが使っていた印象です。
要するに本名を読まずにはがきや手紙の内容のみを紹介などして欲しいわけです。

Twitterもそうですよね。
有名人や企業など、名前を表に出しているお仕事をされているひとはそのままですけど、
一般の方や一般でない方(意味深)は本名でやられている人のほうが少ないです。
つまりは匿名性が高いということですよね。



身バレ、という言葉があるんですけどご存知でしょうか?
「身元がバレる」という意味のネット用語だそうです。
こういう略語だったりネットスラングだったりというのを、
私はあまり好んで使用しません。冗談で使うことはありますけど。



話が右往左往してすいません。
何が言いたいのかというと、
Twitterなどの匿名性の高いツールを使っていると、
おいそれとは身バレしないという安心感がある、というわけです。
(絶対身バレしないかというとそれも甚だあやしいわけですけど)
つまり匿名であれやこれやをつぶやくことができるというわけです。

で、Twitterには「リプライ(返信)」という余計な機能がありまして。
それを使うと、とある人や団体が公開したツイートに対して、
匿名のまま相手に返信をすぐに送ることが出来るんですね。
つぶやきに対して返信するっていうのもちょっとおかしい気もしますけども(笑)。
それが共感や同意などの賛同するものであるなら良いんですけど、
世の中には様々な考え方をしている方々がいらっしゃいます。

とあるメーカーのツイート内容に対して、
その内容とは全く関係のない商品に対するクレームめいたリプライを送ったりします。
それも口調が丁寧なものから、喧嘩売ってるかのようなものまで様々あります。
ひと昔前なら電話や封書などで意見を送っていたものが、
ラジオの匿名希望のように、
自分は安全なところにいながら、攻撃ならぬ口撃をしているというわけです。
中にはそのためだけに作られたアカウントなるものも多数存在しています。


そういう意味で言うとTwitterってとても便利なツールでありながら、
その便利性がゆえにこうした悪意に満ちた行為がそこここに見られます。




ちょっとすいませんが、ここから少し感情的に書きますね。



小中高生みたいに、まだ世間ずれしていないクソガキが、
いっちょ前に芸能人や大手企業に向かって意見をぶつけるという構図は、
はたから見ても滑稽だし、アホやなぁと思います。
ましては成人済みの大人だったり、
果てはいい歳をしたクソジジイやクソばばあまでもこうしたことをしている始末。
Twitterという便利なツールを利用して、
一個人に少しでもダメージを与えてやろうという意図が見え見えで、
見てるこっちが恥ずかしくなることが本当に多い。
Twitterしてる時間があるならもうちょっと建設的なことした方がいい。
要望があるならちゃんと企業に正式にクレームを入れるくらいの気概じゃないと。
SNSの公式アカウントにいろんな悪態ついたところで何が変わるわけでもない。
ツイートで悪口雑言を書き連ねたところで、
結局のところそれは自己満足以外の何物でもない。
自分と真逆な意見を持っているから、という理由だけで、
その人に対して攻撃的なリプライを送り続ける粘着質なやつもいたりするけど、
そういうサイコパスの言うことを真に受けるやつの方が少ないと思うよ。
それが自慰行為とほぼ同義であることにいい加減気づいた方がいい。



というわけで感情的に書いてしまって不快になった人すいません。
理性的な私に戻ります。

悪意は伝染します。

最初は興味本位であったり、からかいであったりするんですけど、
それが相手が自分と同じ価値観を共有しているということは極めて稀です。
その行為に対して相手がどういう思いをするのか、
その行為をもし自分がされる側になったらどう思うんだろう、
というほんの些細な想像力が完全に無くなってるんですよね。
だから人を躊躇なく傷つけられるし、
傷つけていることをそもそも自覚できていないというわけです。



ここまで書いてきて思ったけど、
こういう文章を読んでも、そういう人には全く共感も感銘もないんだろうなあ。
書いてて虚しくなってきた(笑)。

でもこういう場でこういう文章を書いてしまうのが私の性質なんでしょうね。
ここでこういうことを書いたとしても何も変わらないって知ってて、
でもどこかに思いのたけを書きたくてこんなことしてる。
私も彼ら彼女らと同じなのかもしれません。