以前このブログで大河ドラマの音楽のことを書いたことがあります。
もともと大河ドラマ自体それほど好きではなかったはずなのですが、
歳とともにこういう時代物を好んで見るようになってしまいました。
悲しくはないんですけど、時の流れを痛切に感じます(笑)。
今年の大河ドラマ「おんな城主直虎」見てます。
昨年の真田丸がとてつもなく面白かったので、
制作側もプレッシャーを感じまくってたのかもしれませんが、
脚本も音楽もとても好感のもてる、いいドラマです、今のところは。
私はドラマのオープニングの映像と音楽の虜になってしまいました。
というわけで、先日発売されたサウンドトラックを購入した次第です。
今作もオープニング音楽の演奏はNHK交響楽団です。
しかも指揮はあのパーヴォ・ヤルヴィ、ピアノはラン・ラン。
何という豪華な布陣でしょう。
菅野サウンドをこんな人達に演奏されたら良くないわけがありません。
某作曲家の方がTwitterで
「フランスの印象派を思わせる音楽」という感想をつぶやかれていました。
私もその点については同意見です。
随所にアメリカ音楽とかロシア音楽の片鱗も垣間見えますが、
収録されているピアノソロ曲を聴いてみるとその印象はさらに顕著になりました。
これ、どこのドビュッシーが作ったんや、と思わず心のなかでツッコンだのはご愛嬌。
菅野よう子さんのオーケストレーション、
実は少し苦手だったんですけど、今作はかなり洗練されていると思います。
特に後半のN響による4曲(ほぼattacca)はずっと通勤中に聴いてます。
※今週末の某イベントのためにここ最近はずっとプログレを聴いたんですが(笑)
そして、雅楽にオケ伴奏を付けてみたり、
かと思いきや「竜宮小僧のうた」ではヴォーカル曲まで使っています。
このあたりのなんでもござれ感は、やはり菅野さんの持ち味ですよね。
私も菅野さんといえば、
どんなジャンルでも関係なく作る人という印象も多少は持ってますけど、
やはり歌曲の印象が強いんです。
テーマ曲のピアノ協奏曲、というかほぼピアノ演奏し続けてますけど(笑)、
映像と相まってとっても心地よく感じるんですけど、
大河ドラマのテーマ曲としてはどうなんでしょうね。私は大好きですけど。
某信長が主人公のゲームのオープニングの方が大河に合ってるという声も、
放送当時には散見されましたけどね。
ドラマの今後の展開も、音楽もとても楽しみです。