音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

「悲しくてやりきれない」のお話

オリジナルのフォーク・クルセダーズのバージョンは、

おとなになってから聴いた人です。

私が生まれるはるか昔の曲なので・・・(確か1968年発売)

 

昨日映画を見てきたんです。

巷で話題の「この世界の片隅に」です。

クラウドファウンディングで制作費を募っていたり、

のん(能年玲奈)さんが主人公役で声優をやられていたり、

映画公開後の評判がすこぶる良いという、いろいろといわくつきの映画です。

映画自体はとても良かったと思います。

このブログは音楽日記ということなので感想を書くのはやめておきます。

 

この映画の音楽を担当されたのはコトリンゴさんです。

私と同じところで音楽を学ばれた、という共通点もあるんですが、

結構前からコトリンゴさんのことは存じ上げてました。

「こんにちはまたあした」は当時ヘビロテしてましたし、

それこそアルバムは毎回追いかけているアーティストでもあります。

 

コトリンゴさんが歌われた「悲しくてやりきれない」が、

映画「この世界の片隅に」のオープニングで使われていたのはちょっと驚きました。

6年前に出た彼女のカバーアルバムでも歌われてますし、

監督がこの歌を主題歌に選んだのはどういうことなのか、

少し興味がありました。

パンフレットにそのあたりの話も載ってるかもしれませんが、

あいにくパンフレット買わなかったので(笑)

 

ちなみに、映画の中で奏でられていた音楽もとても良かったです。

サントラ買おうかどうしようか迷いましたが、

お金なかったので次回に持ち越しました(笑)

 

さて「悲しくてやりきれない」です。

作曲した加藤和彦さんがどのようにこの曲を作られたかは、

雑誌やテレビでも語られてますし、Wikiにも載ってますのでそちらを参照ください。

この曲、私はおおたか静流さんのバージョンがとても印象深く残ってるんです。

映画でも使われたバージョンですけど、

何でこれほど強烈に覚えているのか、未だにその理由が分かりません。

 

 

このもえたぎる苦しさは 明日も続くのか

 

 

「悲しくてやりきれない」の最後はこの言葉で締められます。

何となく、この映画に使われた理由が分かるような気がしました。

きっとこの歌詞だけが理由ではないと思うんですけどね。

全体を通して諦念感が感じられるとても悲しい曲ではあるのですが、

どことなく異国を思わせる旋律を感じさせる、

とてもノスタルジーを感じる曲だと個人的には思っています。