音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

prime # 4507を聞いて人生を考える

ゲームの付随音楽から離れているというのに、

定期的にネタにしてしまうのはなんでなんでしょうね。

たぶん根っこは大好きなんですよ、きっと。

でももうちょっと離れて静観していたいんです、たぶん。

 

PlayStation3で発売されたゲーム「無限回廊 光と影の箱」の音楽は、

実は一風変わった手法をとっています。

タイトルにもありますPrime Numberというのは「素数」のことです。

その後についている数字4桁「4507」は立派な素数です。

 

素数とは

理系ではない人には縁がないこの言葉(笑)

素数というのは「1とそれ自身でしか割り切ることが出来ない数」です。

といってもピンとこないと思いますが、

2、3、5、7、11、13・・・・

ね?何となく分かるでしょ?

 

タイトルの数字「4507」は素数であると同時に、

この曲の秒数もあらわしています。

4507秒、つまり1時間15分07秒です。

 

そうなんです。この曲、単曲でありながら75分強の長さの音楽なんです。

 

私はもともとこのゲームが好きで購入して遊んでいたんですが、

たまたま先日ネット動画を見ていると、この曲に関わる動画を見つけたんですね。

そこでコメントでかわされていた会話がとても面白かったんです。

 

もともとこの曲は、人の人生を漠然と表現された曲でもあります。

作曲者自身が語っているのですが、

人間が生まれてからの半生をこの75分で表現していると。

つまり、こういう考え方も出来るわけです。

「人の一生は80年くらい。ということはおよそ1分で1年の人生ということか」

 

動画は諸般の事情で紹介できませんが、

その曲を聞きながら、コメントの人たちであれやこれや想像して楽しんでるわけです。

なんかステキじゃないですか。

75分のゲームの付随音楽を聴くことで、その人生を想像して、

そこから自分の人生を振り返ったりして楽しむわけです。

 

それだけのクオリティがこの曲には確かにあります。

75分という大曲ではありますけど、飽きることは全くありません。

ピアノとカルテットのみで表現されたその音楽は、本当に素晴らしいの一言です。

 

もちろん合わない人もいるんでしょうけれども。

 

サントラにたった一曲だけ。だけど75分。面白い試みじゃないですか。

私はこの曲を最初に聞いたときは感動して涙流しました。

 

そこで少し考えたんです。

「じゃ、自分のこれまでの人生を分数にして音楽で表現したらどうなるんだろう」

アラフォーの私なので40分程度の曲になってしまうんですけど、

1分ずつ年を取りながらどういう音楽が紡ぎ出されていくのか、

また、そこから先、50、60となるにつれてどういう変遷がなされるのか。

想像すると楽しくなってきます。

 

あなたの人生を音楽で表現してみたら、どんな音楽がそこには鳴っているのでしょう。