音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Incidental Music Vol.94

亡くなられて久しいですけど、 大島渚監督の映画をよく見てました。 というと「愛のコリーダ」を想像する人も多いんでしょうけど、 もちろん見てますけど、心身共に健康なときに見ないといろいろと大変な映画です。 大島監督の作品できっと一番知られている…

続・好きな転調のおはなし

hw480401.hatenablog.com 上のブログ、2018年の夏なんですね。懐かしいです。 続きを書こうかこうと思って、3年弱もほったらかしてました(笑) 転調の説明は前回やってますんで省かせていただきますが、 昔からわたしは、転調とフーガが大好きなんですよね…

Enrico Rava / Bella 【ジャズのススメ 145】

Bella アーティスト:Enrico Rava,Enrico Pieranunzi,Enzo Pietropaoli,Roberto Gatto 発売日: 2009/04/01 メディア: CD いわゆるイタリアンジャズの名盤です。 猫のジャケットが可愛らしい感じですけど、 アルバムに収録されている曲はなかなかハードです。 …

現代音楽を聞く その100

ゴールデンウィーク真っ只中です。 お仕事の方もお休みの方もいらっしゃると思いますが、 私は連日打ち合わせ三昧で疲労してます(笑) さて、この「現代音楽を聞く」シリーズも、 なんだかんだで100回目を迎えることができました。 それだけ聞いているんだ…

GW前のニュース

あまり知りたくないことは、どういうルートを通ってでも耳に入ってきます。 ドラマや特撮、アニメなど多岐にわたる活躍をされた、 音楽家の菊池俊輔さんが4月24日に亡くなられました。89歳でした。 ここ数年は闘病生活で音楽活動はほとんどされていなかった…

sengen

千葉県在住なので、現状それほど影響を受けているわけではありませんが、 この前の日曜日から東京都と近畿の3県に緊急事態宣言が出されました。 個人的に今の政治情勢だったり、マスコミの報道姿勢だったりに、 多少なりと思うところはあるにはあるんですが…

ブラスぷらす Op.35

2月に「課題曲コンサート」に行ってきました。 というお話は以前書いてましたね。 去年は感染症の影響で吹奏楽コンクールが中止となりました。 涙をのんだ人もたくさんいたことでしょう。 「仕方ない」という言葉だけで片付けられればいいんでしょうけど、 …

田中公平作家生活40+1周年記念コンサートへ行ってきた

映画「雨に唄えば(Singin' in the Rain)」で、 主人公ドン・ロックウッドを演じた名優ジーン・ケリーは、 映画史に残る名シーンと言われている、 「土砂降りの雨の中で踊りながら『雨に唄えば』を歌う」場面で、 かなりの高熱があったそうですけど、それを…

Incidental Music Vol.93

なにか迷ったときには原点へと立ち戻る。 どんなときにも通用する、かどうか保証はできませんけど、 私もいろいろと迷いが生じたときには原点に立ち戻ることを心がけています。 私にとって映画音楽の原点というのは、 ジブリ映画と「デーヴ(Dave)」です。 …

4月1日

これを書いてるのは3月31日、つまり前日ですね。 おそらくは日付が変わる前にUPされていることでしょう。 今年も無事に誕生日を迎えることができそうです。 あ、私の誕生日はエイプリルフールなんです。 嘘みたいなホントの話です。 アラフォーではなくアラ…

Freddie Redd Trio / Under Paris Skies 【ジャズのススメ 144】

フレディ・レッドというピアニストは、 私には少し憂鬱な印象を与えたある意味稀有な演奏者の一人です。 もともと渋いジャズを好む傾向が強い人間ではあったのですが、 このアルバムは渋さもさることながら、少し陰鬱な印象を感じさせます。 それはもちろん…

現代音楽を聞く その99

アメリカの作曲家、ロバート・ヘルプスのことを、 このブログで書いたかどうか定かではありませんが、 彼の「ノクターン」を聞きたくなったのでここで紹介します。 Helps - Shall We Dance by Robert Helps (2004-02-16) アーティスト:Robert Helps メディア…

ブラスぷらす Op.34

何となく疲れてます・・・ 年度末ということもあってか、 いろいろと様々なことが忙しくなるこの時期、 皆様いかがお過ごしでございましょうか。 私は桜を見たいです。 さて、こういう気分のときにはやはりマーチです。 脈絡もへったくれもないですが、マー…

桜歌之宴

※注意※ このブログは、2021年3月21日(日)東京・ヒューリックホールで行われた、 「新サクラ大戦 the Stage~桜歌之宴」のレポートみたいなものとなります。 新サクラ大戦 the Stageを見たことがない方々にも配慮して書こうと思いましたが、 どうやっても配…

約25年間

1995年10月、というと今から25年半ほど前になります。 夕方6時半という時間帯に放送開始したアニメが、 「新世紀エヴァンゲリオン」です。 知っている人は骨の髄まで知っていると思いますし、 知らない人はとんと知らないアニメではありますが、 主題歌「残…

Joe Wilder / Wilder 'n' Wilder 【ジャズのススメ 143】

ジャズトランペッターのジョー・ワイルダー。 彼のアルバムはあまり聞いてませんでした。 そもそもリーダー作としてのアルバムがほとんどないんですよね。 いろんな録音には参加しているようなんですが、 個性があるかというと「うーん」となりますし・・・ …

Incidental Music Vol.92

クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン アーティスト:ゲーム・ミュージック 発売日: 1995/03/25 メディア: CD 1995年3月11日はクロノ・トリガーが発売された日です。 スーパーファミコン時代の後期に発売されたRPGタイトルで、 今でもファン…

現代音楽を聞く その98

フランスの作曲家、ジャン・ラングレーのミサ曲が好きです。 もともとフランス音楽も大好きではあるんですけど、 彼の曲でいうと室内楽ももちろんのこと、こういうミサ曲もとても良いです。 中でも彼のミサ曲で有名なのは「荘厳ミサ曲」ということになるでし…

ブラスぷらす Op.33

アメリカの作曲家、ヴィンセント・パーシケッティ。 管弦楽や室内楽でも秀作を多く残している彼ですが、 吹奏楽でも多くの作品を残しています。 彼の吹奏楽曲だと、「ディヴェルティメント」が一番有名だとは思うんですが、 あえて今回は違う曲、「ページェ…

35周年

少しお久し振りです。 なかなか忙しい日々を過ごしております。 まあ、時間見つけてスマブラやったりしてますけど(笑) というわけで、今日はゲームのお話になりますので、 そっち方面に興味のない方にはつまらないブログになるかと思います。 今から35年前…

Chick Corea / Light as a Feather 【ジャズのススメ 142】

hw480401.hatenablog.com 2021年2月9日。チック・コリアが亡くなりました。 79歳だったってことも驚きでしたが、がんで闘病していたことも知りませんでした。 彼のアルバムは好んで聞いていたわけではないんですが、 それでも一通りのアルバムは聞いていまし…

のだめカンタービレを久々に見た話

月曜21時といえば、今フジテレビ系列で放送されているのは、 「監察医朝顔」です。 といっても見てないんですけど(笑) 上野樹里さん主演の医療ドラマということらしいんですけど、 全く見ていないので感想もへったくれもありません、すいません。 民放ドラ…

麒麟のはなし

hw480401.hatenablog.com 昨年の今日、こんなブログを書いていました。 まさか、このブログを書いているときに、 「麒麟がくる」の放送の最終回が年またぎになるとは思ってませんでしたが。 私はBS4Kでの朝9時からの放送で最終回を楽しみました。 そして、通…

Incidental Music Vol.91

民族音楽が好きなんです。 唐突ですけど。 民族音楽、と聞くと、アフリカや北欧あたりの音楽を想起する方も多いでしょう。 ジャズの起源をたどっていくと、民族音楽へと行き着きます。 人種の坩堝で起こるべくして起こった、 音楽革命の一つがジャズだと私は…

作品と言う名の思想

戦時中、国民の士気を高めようという目的で、 軍事映画が頻繁に公開されていたんだそうです。 私はその時代には影も形もなかったでしょうから、もちろん伝聞ですけど、 そうすることで国民の思想制御を施そうとしたみたいです。 芸術と思想というのは切って…

Sam Rivers / Contours【ジャズのススメ 141】

サム・リヴァースというと器用な演奏家という印象があります。 だからなのか、少し個性の強い演奏を好む私からすると、 少し敬遠しがちな演奏家の一人であることは否めません。 Contours アーティスト:Rivers, Sam 発売日: 2004/08/26 メディア: CD このアル…

現代音楽を聞く その97

ドイツの作曲家、ヨハン・ツィレンチェク。 彼の作品って、生で聞いたことが全くありません。 そもそも、現代音楽自体がなかなか演奏されにくい状況なんでしょうね。 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、 あるいはチャイコフスキー、ラヴェル、ドビュッ…

1.17

今年もこの日となりました。 hw480401.hatenablog.com 去年のこの日にもこうしてブログを書いています。 毎年、この日になると書くようにしています。 特に去年書いたブログは、やや感情的になった感もあり、 今読み返すと、反省する面もあるなぁ、と思いま…

ブラスぷらす Op.32

マーチを聴くと元気になるくらいには、単純な性格をしています。 ひねくれものなんですけど、根は結構単純です(笑) 子供の頃にスーザ名曲集とかずっと聞いてましたし、 クラシックの名行進曲といわれるものもたくさん聞いてきました。 このブログでも紹介…

Tod und Verklärung

ドイツ語はあまり得意というわけではないのですが、 勇気を出してタイトルにつけてみました。 Todというのは「死」、undは英語で言うところのandと同義です。 そしてVerklärungですが、どう訳すのが正しいんでしょうね。 一応「変容」という言葉があてがわれ…