「マードックからの最後の手紙」を聞いたのは、
何かの機会に訪れた生演奏でのことでした。
割といろいろなところで聞く機会も多く、
作曲家・樽屋雅徳さんの代表曲の一つとなっているようです。
氏の楽曲は「絵のない絵本」「ちはやふる」など、
割と聴きこんでいる方だと思ってはいるのですが、
いかんせん日本人の作曲家のものをあまり聞いていない人間なので、
どうしても有名どころに終始してしまうことが多いのも事実です。
「民衆を導く自由の女神」をたまたま聞いたときに、
インスピレーションがわき上がってきて、
その時に委嘱されていたとあるアレンジの作業がスムースに進んだことを、
今、ふと思い出しました。
それ以来、この楽曲には多少なりと思い入れはあるような気がします。
このタイトルからもわかるとおり、
モチーフとなったのはフランスの画家ドラクロワの描いた同名絵画です。
いわゆる「七月革命」をテーマとして書かれたその絵画のとおり、
楽曲も緊張感をはらみつつ展開し、最後は未来を感じさせるものとなっています。
生演奏で聞く機会も割と多いと思うので、
気になる方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
まあ、CDも出てるんですけどね(笑)