前々から、ジャズピアニストの友人に指摘されていたことなんですが、
「おまえは日本人なのに、日本人のジャズを軽視する傾向にある」
と毎年のように言われています。
特に選り好みをしているつもりはないんですけど、
よくよく考えてみると、
このブログで紹介しているジャズのそのほとんどが海外もの。
まあ、50年代から70年代頃のジャズが好みということもあり、
同族嫌悪というわけではないんでしょうけど、
確かに言われてみるとそんなに日本人のジャズは聞いてないことに気づかされます。
ま、このスタンスを変えるつもりは今のところないんですけど(笑)
山下洋輔さんといえば日本を代表するジャズピアニストですが、
テレビなどで紹介される感じだと、
「ピアノの鍵盤をグーでたたきまくってる人」という、
変な誤解を生むような形での紹介が多く、
山下さんがいかにすごいピアニストかというのが伝わってない気もします。
そんな山下洋輔さんのバンドでサクソフォンを担当していたのが、
今回紹介する武田和命さんです。
もちろんずっと以前からお名前は存じ上げてましたし、
今回のこのアルバム「Gentle November」も一度聴いています。
が、友人にお勧めされるまで、このアルバムのことを忘れていました。
なぜなのかはいまだに理由はわかりません。
- アーティスト: 武田和命,山下洋輔,国仲勝男,森山威男
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/06/24
- メディア: CD
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いい時代になりました。
こういう貴重な音源が復刻されて発売されています。
山下さんのピアノ伴奏もとても美しく、
もちろん武田さんのテナーサックスの響きはどこまでも優しくかっこいいです。
なぜ最近までこのアルバムを聞いてなかったのか不思議でなりません。