音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

ブラスぷらす Op.05

チェコ生まれのアメリカの作曲家、カレル・フサの出世作というと、

「Music for Prague 1968」(プラハ1968年のための音楽)でしょう。

私も生で一度ならず聞きましたし、

吹奏楽の分野でも、現代音楽の分野でも特筆すべき名作ともいえます。

だったらこの曲のこと紹介しろよ、と思うんでしょうけど、

ひねくれものである私ですから、そういうわけにはいきません(笑)

 

以前、東京佼成ウインドオーケストラ定期演奏会に伺ったとき、

同じくフサの「Apotheosis of This Earth」を聞いたんです。

(邦訳:「この地球を神と崇める」)

去年か一昨年かそのくらいだったと思います。

その日の定期演奏会のプログラムはかなり意欲的なものでした。

現代音楽寄りの曲が多かったため、客席は5割から6割程度の入りでした。

お客の反応はいまいちでしたが、演奏は度肝を抜かれるほどすごかったんです。

 


Apotheosis of this EARTH この地球を神と崇める

 

Apotheosisというのは「神格化」とも訳される言葉ですかね。

私があまり好きではない言葉の一つですが(笑)

この曲は吹奏楽として書かれたのち、管弦楽版も出版されています。

どちらも好きなんですけど、吹奏楽の方が耳なじみがありますね。 

未だにこの曲を聞くと、心の深淵に触れられたような、

ぞわっとする感覚に襲われます。

 

皆さんはどう感じますでしょうか?