recommend【rec-om-mend】
動詞・他動詞
- <人あるいはものを>推薦する、推奨する、
- <~を>勧める
- <~を>〔人の〕気に入らせる、魅力的にする
カタカナ表記で「レコメンド」という風に言うことも多いんですけど、
カタカナだと5文字なのに、日本語にすると「推薦する」と4文字になります。
レコメンドの名詞形である「recommendation」は、
カタカナだと「レコメンデーション」と9文字なのに対して、
日本語にすると「推薦」あるいは「推奨」と2文字で済みます。
もっと美しい日本語を大事にしたいものです(笑)
さて、今日は推薦のお話です。
このブログの主な目的は「推薦」あるいは「推奨」ではありません。
定期的に書いている「ジャズのススメ」も、
ススメという題目を掲げてはいますが、
閲覧している人に対して「ジャズを聴きやがれ、この野郎」とは思ってません。
どちらかというと記録、あるいは記憶の整理というものに近いかもしれませんね。
以前もこのテーマに似たようなことを書いたとは思うんですが、
「人のおススメって基本的にはあてにならない」というのが私のスタンスです。
はなから期待をする場合もまれにあるんですけど、
過度な期待をして幻滅したことが結構たくさんあるので、
そういう場合の予防線という意味で、そうしたスタンスになってしまいました。
「絶対~はおすすめ」とか
「~が至高」とか
「~以外ありえない」とか
「~しか考えられないじゃないですか」とか
そうした文言を多く使っているコメントや文章はあまり信頼しない人です。
要するに、上の文言ってすべて主観的なんですよ。
もちろん、個人の感想なんて主観以外のなにものでもないことはわかってます。
それを個人の感想として持っている分には一向に問題はないと思うんですよ。
ただ、その主観が自分に侵食されそうになることが往々にしてあります。
ありていに言うと、「レコメンドの押し付け」です。
私自身はどちらかというと客観的なものの見方をする傾向が強い人です。
俯瞰でモノを見ることに慣れてしまって、それが普通になってしまったんです。
だから、その逆に主観的なことを相手に求めようとされるのが苦手です。
上述したお勧めの文言を頻繁に使ってくる人の大半は、
そうした主観で凝り固まった方々です。
熱烈なファン(狂信者)の方々にもそうした考えを持つ人が多くいらっしゃいます。
「これいいよ~」程度ならまだいいんですけど、
「絶対気に入ると思う」とか「これ聞いたら他なんて児戯みたいなもの」とか
その人の価値観を押し付けられそうになると、途端に息苦しくなります。
確かにその人にとっては至上の音楽なのかもしれません。それはわかるんです。
そして、その感想をSNSなどで書くのも良いんですよ。実害はないですから。
怖いのはそうした感想を伝染させようとする輩がいる、というところなんです。
その考え方に理解を示さない、あるいは反論しようとすると、
途端に牙をむいてくる狂信者の方も少なからずいらっしゃるようです。
そういうのを見ると、箪笥の陰に隠れて震えそうになります。
まあ、ウソなんですけどね(笑)
なので、最近はSNSもあまり見なくなりました。
Twitterにこのブログの更新が毎日のように出てるとは思いますが、
更新したら自動的に投稿されるだけなので、実際にはほとんど見てません。
さすがに2回もアカウントを削除してしまっているので、
そういうことはもうやらないつもりですが、
見ていて気分が悪くなることもごくたまにあるので、今後もあまり見ないと思います。
レコメンド、じゃない、推薦あるいは推奨は、
用法用量を守って正しくお使いください。