学生時代に吹奏楽部に入っていればよかった、
と今も後悔しているところもあるんです。
吹奏楽というジャンルに未だに劣等感にも似た感情を抱いているのは、
そうした引け目も理由の一つとしてあるのかもしれません。
吹奏楽の日本人編曲家、2代巨頭としてあげられるのが、
歌謡曲やポップスなど、多くの楽曲をブラスアレンジされています。
私も大人になってからではありますが、
お二人の作編曲作品を浴びるように聞いていました。
その編曲技術のすばらしさに感動すら覚えたんです。
吹奏楽と呼ばれるそのジャンルで最初にそれと意識したのは、
家にあったレコードに収録されていた「スーザ名曲集」だったと思います。
後世ではマーチ王という名で知られるアメリカの作曲家フィリップ・スーザ。
星条旗よ永遠なれは、アメリカ人ではないですけど血沸き肉躍る楽曲です。
岩井直溥さんの名前を最初に意識した楽曲は、
たぶん吹奏楽コンクールの課題曲です。
「明日に向かって」や「すてきな日々」は今でもよく聞くタイトルです。
1976年のコンクール課題曲「メインストリートで」は、
数ある氏の代表曲の一つとなっている名曲です。
1976年度課題曲(D) ポップス描写曲「メイン・ストリートで」
吹奏楽ポップスの父、との異名を持つ岩井さんのこの曲、
編曲がとても素晴らしいんですけど、具体的な話をすると長くなるので、
曲の紹介だけにとどめておきます(笑)
現代音楽、って題名付けてますけど、
こういうのも現代音楽っていうのかちょっと疑問が残ります(笑)
吹奏楽のお話はまた別枠を設けてたっぷりと語りたいです。