ソニー・ロリンズといえば、
私がジャズ好きとなったきっかけをくれた名プレイヤーです。
彼のアルバム「SAXOPHONE COLOSSUS」は、
未だにずっと聞き続けているアルバムの一つとなっています。
ただ、私はファン心理というものをあまり持ち合わせておらず、
「アーティスト単位でアルバムを聞く」ことがあまりありません。
彼のアルバム「EASY LIVING」もその一つです。
このアルバムについてはあまり良い印象を持っていません。
Isn't She Lovely - Sonny Rollins
言わずと知れた、というと知らない人に失礼なのですが、
スティービー・ワンダーの名曲「Isn't She Lovely」のジャズアレンジが収録されています。
彼の良いところである「能天気なサクソフォン」がこのアルバムでも堪能できます。
それはいいんです。いいんですけど・・・
私のような老害、じゃない、
どちらかというと古いジャズ好きからしてみると、
こうしたフュージョン寄りのアレンジというのがどうにも馴染めません。
アルバムのクオリティはけして低くはないんです。良いんです。
それだけに腑に落ちない気持ちがちょっとだけ残る、そんな感じですね。
なんだかんだと言ってしまいましたが・・・
アルバムに収録されているジャズのスタンダードナンバー「My One And Only One」。
ソプラノで聞かせるこの名曲は、とっても彼らしい音色です。