音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その50

早いものでこのシリーズも50回目となりました。

現代音楽ってどうにも馴染みが深くない人が多くて、

周りにもわかる人がほとんどいないというのがさびしいところですけど(笑)

 

というわけで、本題です。

 

 

フィンランドの作曲家といえばシベリウスがかなり有名ですが、

20世紀に活躍したフィンランド作曲家は他にも多くいます。

 

アーレ・メリカント(アーッレ・メリカント)は、

20世紀初頭から半ばにかけて活躍した作曲家です。

シベリウスの音楽とは対極的な印象が強いんですけど、

私はこっちも結構好みだったりしますね。

 

ピアノ曲から交響楽まで幅広い作品を残していますが、

室内楽志向の強い私がよく聞いているのは、

「ヴァイオリン、クラリネットとホルン、弦楽六重奏のための協奏曲」でしょうか。

リカントって音源があまり無いんですよね、哀しいことに。

 


Concerto for Violin, Clarinet, Horn and String Sextet, "Schott Concerto": I. Largo - Allegro

 

あと個人的にはピアノ協奏曲(全3曲)もお気に入りです。

 


Piano Concerto No. 2: III. Allegro assai

 

なんとなくプロコフィエフを彷彿とさせますけど・・・

リカントの後期の作品らしい響きが心地よい作品になってますので、

全曲聞いてみることを強くお勧めしておきます。