最初に聞いたときの印象はあまりかんばしいものではありませんでした。
ムード歌謡にも似た雰囲気を感じさせる部分もあったりして、
ジャズとしてはどうなんだろう、という気持ちもありました。
このアルバムも賛否織り交ぜた感想が行きかっている印象です。
けど、最近になってこのアルバムの本当の良さがわかってきた気がします。
Charlie Haden - El Ciego (The Blind)
ジャズベースでその名を知られるチャーリー・ヘイデンですけど、
このアルバムでは、
キューバも実力派ピアニストであるゴンサロ・ルカルカバと組んで、
なんとも妖艶な音色を響かせてくれています。
バラード調のものが多いので、ナイトドライブにもピッタリ(笑)
「El Ciego(The Blind)」は、
メキシコのアルマンド・マンサネロの有名な曲ですけど、
それをヴァイオリンの物悲しい音色が奏でるとまた違った雰囲気を醸し出します。
まったりと楽しむには最適な一枚かと。