数多くのプレイヤーと共演して名をはせたエルモ・ホープ。
天才といわしめた彼の演奏、実はあまり聞いていません。
ここ最近でようやくアルバム全部聞いたんですけど、
彼の奥さんであるベルタ・ホープとのデュオを含めた、
彼のピアノを堪能できるこのアルバムが心にしみたんですよね。
アルバム最初の「Underneath」の軽妙なリズムを刻む彼のピアノに惚れこみ、
2曲目の「Yesterdays」でジャズデュオの面白さに気づかされます。
3曲目の「When Johnny Comes Marching Home」は、
映画「ダイハード3」でも使用された有名な民謡(マーチ)ですけど、
彼の手にかかるとあの名曲もこうなるのか、と驚かされます。
とまあ、こうしてすべての曲の感想を書きたくなるくらい、
ジャズとしてはかなり聞きやすいうえに聞きごたえのあるアルバムです。
全部良いんですけど、2曲目の「Yesterdays」を私は推しておきますね。