以前、某音楽大学の作曲家有志による演奏会というものがあり、
当時のTwitterでのフォロワーさんも参加されるということもあって、
そちらに参加したことがあります。
現代音楽、というよりも総合芸術といった印象が強かったその演奏会ですが、
純粋に器楽曲として演奏されているものもいくつかあって、
今の音楽大学も千差万別なのだな、と感慨深く思ったことを思い出します。
実は若手(私の年齢から見て、という意味)の作曲家の作品も聞くようにしています。
今の日本の音楽世界では、
なかなか若い作曲家たちが育成されにくい仕組みになっていることもあって、
(この話はやりだすと長くなるので別の機会に話します)
そうした機会はなかなか巡り会えないのですが、
定期的に行われている作曲コンペの受賞者の作品の演奏会なども、
こっそりと足繁く通っているんですよ。
そうでもしないと、こうした若手の鮮烈な作品に出会えないわけです。
「ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲」は、
たまたま演奏会で聴いて思わず唸ってしまった作品のひとつです。
動画でもそうですが、
実際に私が見に行った選考演奏会でも成田達輝さんがソリストとして演奏されてました。
賞を受賞したからいい作品、とは一概に言えないわけですが、
この演奏は私の中ではかなり刺激的でしたね。