音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの音楽のこと

※若干ネタバレ要素がありますのでご注意ください。

 

 

昨日、ようやく両機種でクリアをしました。

 

ゼルダの伝説Breath of the Wild(BotW)、

WiiU版、Switch版両方を順番にやったんですけど、

さすがに昔のように徹夜でゲームするほどの体力もなく、

ちまちまと遊んでおりました。

 

まあ、Switch版は発売後4日でクリアしてしまいましたが(笑)。

 

その後、Switch版をやり込んで二度目のクリアをした後、

WiiU版を最初からプレイして3週間ほどかけてクリアしました。

とはいえ、まだまだやりこみ要素がたくさんあるみたいなので、

しばらくはこのゲームをやり続けることになるんだろうと思います。

 

ということをTwitterでつぶやいたのですが、

ものの見事に反応がなかったので(笑)、

こちらでその話題を記録しているという次第です。

 

 

さて、このゲーム、音楽も大変素晴らしいものでした。

歴代のゼルダシリーズとは一線を画しているゲームシステムであるがゆえに、

音楽も歴代のものとは一線を画している構成となっています。

ゲーム音楽ではあまり使われることにないピアノをメインにして、

かなり音楽のレンジが大きい音楽群となっています。

具体的に言うと、メインテーマや「ここぞ」というところでは迫力のある音楽、

そしてフィールドで歩いている時は環境音のようなピアノの音色が聞こえたり、

風の音や虫の声などの音が聞こえてくる、というような感じになっています。

 

で、こういう音楽に拒否反応を示している人も少なからずいるようです。

 

ゼルダシリーズと言えば勇壮なフィールド曲がこれまでも流れていたのに、

今回のBotWでは環境音がメインとなりゲームがダレるという理由みたいなのですが、

少なくとも私はそう感じませんでした。

逆にこれだけ広大なフィールドを長時間冒険するわけですから、

大音量でフィールド曲が流れてしまうと、それこそ耳障りになってしまう、

という可能性も否定できないと考えます。

 

ゼルダシリーズのひとつである風のタクトの広い海原では、

終始勇壮な曲がずっとかかっていましたが、

フィールドが広いがゆえにダレてしまうという声もありましたから、

音楽が勇壮であっても無くても結局はダレてしまう、ということかもしれません。

であれば、無くても一向に問題はないと私は思います。

というか私は全くダレることはありませんでした。

舞台のそこここに仕掛けが施されており、それを探索するだけでワクワクするんです。

このフィールド曲を無くすという判断、私は正しかったと考えます。

 

 

ただ、不満というわけではないんですけど、

BotWでは、シリーズの名曲のアレンジが割と多かったんです。

それはそれでファンとしては歓迎すべきことなのでしょうけど、

出来れば新曲ももっと聴きたかったという感想も私の中ではあります。

確かに、某村で風のタクトの名曲のアレンジが聴けますし、

それ以外にもそこここにシリーズを知っている人ならニヤリとする旋律が登場します。

それはそれで楽しいとは思うのですが、

やはりBotWならではの曲をもうちょっと聴きたかったという印象も拭いきれません。

 

 

そういう意味では、Twitterでも昨日つぶやいたんですが、

カカリコ村で流れる曲は良いアレンジだったなあ、と思うんです。

かなり和風なアレンジになっていたんですが、

この曲の一部分で、前のシリーズで使われたカカリコ村のメロディの断片が、

ちゃんと使われているんですよね。

こういう音楽的仕掛けも、ここ最近のシリーズでは常套となってますけど、

最初にこの曲を聞いたときは、おおお!と驚いてしまいました。

 

あと、わかりやすいところで言うと、

ゲーム序盤に行くことが出来る「時の神殿跡」という場所では、

印象派のようなピアノのメロディが聞こえてくるんですが、

そのメロディをよく聴いてみると、

シリーズ屈指の名作のひとつ、時のオカリナで登場した「時の唄」なんですよ。

アレンジされすぎてて最初聴いたときはわかりにくいかもしれませんが、

じっくり聴いてみると、途切れ途切れで時の歌が聞こえてくるはずです。

 

あと、神獣戦の音楽がどれもかっこよかったですね。

特にゾーラの里のヴァ・ルッタ戦は燃えました。

戦いもそうですけど、うしろで流れている音楽がとても勇壮で。

よく聴くとこのヴァ・ルッタ戦の音楽が、

英傑の一人であるミファーのテーマのアレンジであることに気づくはずです。

最初に聞いたときは音楽どころじゃなかったんですけど(笑)。

2周目やったときにはじっくり聞くことができました。

 

 

たぶんこの他にも音楽的な仕掛けが実はあるんでしょうけど、

そこまで分析をしているわけではないので、あとは専門家におまかせします(笑)。

 

 

ちなみにBotWなんですが、とてつもなく面白いです。

ゼルダシリーズで一番面白い、とかいう言葉は、

シリーズ内の比較となってしまいますので、私はあまりいいたくありません。

人によっては時のオカリナが一番、いやいや、神々のトライフォースの方が、

といった声もSNSやブログ等でささやかれていますが、どうでもいいです。

ゼルダシリーズはどの作品も名作ですし、どれを遊んでも最高に楽しめます。

 

今作ゼルダBotWもその例に漏れることのない傑作です。

興味がある人はやってみてください。きっと後悔はしないと思います。