このブログでも継続して書いているシリーズ「ジャズのすすめ」。
私が大好きなジャズの中からこれはというものを選んで、
ダラダラと書いている記事なんですけど、これを書きながら思うわけです。
「音楽って十人十色だからなあ・・・」
SNSの投稿を見てても、様々なジャンルの音楽について、
人がオススメを推していたりすることがよくあります。
botと言われる自動投稿システムを利用して、
いろいろな曲情報を提供しているものも存在してます。
私もブログでいろいろな音楽のオススメを書いておいて言うのもなんなんですけど、
オススメってあてにならないことがほとんどだと思ってるんです(笑)。
「これ絶対いいですから!間違いなくハマります!!」
って言ってくる友人とか知り合いとか熱心にすすめてくることもあります。
もしくはメールやSNSを経由してそういうことをすすめてくる人もいます。
ただ、それでハマることってほとんどないんですよね。
あくまでも「言った当人」がハマったものであって、
それを他人がハマるかどうかというのは、賭けに近いものがあります。
前にも別ブログで書いたことでもあるんですが、
ラーメンって個人差が大きい食べ物だと思うんですよ。
醤油がいい、いやいや味噌も捨てがたい、
何を言う塩こそ正義、馬鹿なことをいうなトンコツに勝るものなし、
というようにそれぞれ好みがあります。
醤油でも油多めか少なめでも好みが分かれますし、
背脂チャッチャ系がどうしても駄目という人もいます。
以前にも仲間四人くらいでラーメン屋に行くことがあったんですけど、
その四人でも好みがバラバラでしたし、
正直その知人がすすめてくれたラーメンは、おいしかったんですけど、
又来たいとは正直思いませんでした。
ジャンルが音楽よりも少ない(かどうかはっきりわからないですけど)
ラーメンという分野でもこれだけ好き嫌いがあるわけですから、
クラシックやジャズ、ポップスやメタルサウンドなどなど、
多岐にわたる音楽ジャンルでも、やはり好き嫌いはあると思うんです。
まあそうはいっても、周りで「童謡だけは嫌いで聴くのもいやだ」って人を、
私は今までの人生で見たことも聴いたこともないですけど(笑)。
ここ最近、相手がいう一押しは話半分で聞くことにしています。
でも、表面上は「おお、いいね~!!」と気に入った風に見せたりしてます。
きっと正直に「ああ、これはちょっとあわない」と言えば良いんでしょうけど、
恋人だったり家族だったり親友だったりならばまだしも、
知り合い、もしくは顔見知り程度の間柄で、
ずけずけとバッサリ袈裟懸けに斬ってしまうのって悪い気がするんですよね。
音楽では正直でありたい、とは思うものの、
相手に不快な思いはしてほしくないという気持ちもあって、
現実世界ではあまり音楽のオススメ話はしないようにしています。
信者、という言葉があります。あるいはクラスタでもいいんですけど。
そういうファンの人達って盲目的な人が圧倒的なので、
その人が作り出すものならば無条件で受け入れてしまう傾向にあります。
私はそれが出来ない人なんですよ。
わたしがTwitterを再開した当初(昨年後半)は、
フォローしていた方全員とまたつながろうとは思ってたんですが、
クラスタなどと称される方とはあまりお近づきになりたくないので、
ごく一部を除いてそういう方々とは少し距離をおいてます。
というか、関わらないようにしています。
クラスタの皆さんの発言などを見てしまって感化されたくないですし、
そもそも関わり合いになりたくないと思ってます。
そういう人たちのごく一部の人が、私に曲をすすめてくるわけです。
「絶対にいいから。とにかくきいてみて」
そして聴いてみるとそんなによくないわけですよ(笑)。
で、正直にそのことを伝えると、途端に攻撃的な発言をして、
相手が納得するまでその手を緩めないわけですね。
そういう経験を幾度かしたこともTwitterを辞めた一因ではあるんですけど。
おっと、話がまったく見当違いなところへ向かいだしたのでもどします。
例えば知り合いとも会話の中で、
「ああ、この人はアシッド・ジャズが好きなんだな」と予測を立てるとします。
なので、その人は相手が好きそうなアシッド・ジャズの曲をすすめてきます。
それがピタリとハマることもあるんでしょうけれども、
同じジャンルで好きな曲が似ているのならばまだしも、
ジャズ好きというだけで好みがピタリとハマることって稀なんですよ。
私のような音楽を雑食で聴いている人はあまりいなくて、
好きなアーティストを中心に聞き続けるというのが、
たぶん最も当たり前な音楽の楽しみ方なんだろうな、ということもわかってるんです。
でもまあ、こういう聴き方しか出来なくなってしまった私は、
きっとこれからもあらゆる音楽を貪欲に聴き続けて、
その中からキラリと光る原石を発掘してほくそ笑んだり、
まだ日本で殆ど知られていないものを見つけて喜んだり、
そういうちょっと人とは違う聴き方をこれからもしていくだろうと思います。
長くなりそうなのでこのあたりで。
前にも書きましたがオススメされること自体は嫌いではないので、
こんなこと書いた後で言うのもなんですけど、
「オススメどんどんおまちしております」(笑)