音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

ベトヴェンを語る

私にとってのクラシック音楽の出会いは、

幼少期にレコードで聞いたビゼーの「アルルの女」でした。

レコードというところに時代を感じる人も多いと思うんですけど、

私の世代がたぶんレコードをリアルタイムで楽しんでいた最後の世代かもしれません。

 

そこから数年後に従兄からカセットテープをもらいました。

ご存じない方もいるかもしれませんので説明しておくと、

カセットテープという録音媒体がありまして、

A面、B面にそれぞれ記載されている分数録音ができるというシロモノです。

出た当初はA面とB面を手動で行う必要があったのですが、

オートリバースという機能が開発されてカセットテープの利用価値・・・・

 

あ、関係ない話を延々と(笑)

 

従兄からクラシック音楽が録音されたテープを一本もらったんです。

それに入っていたのが、

ベトヴェンの交響曲第3番「英雄」と第6番「田園」だったんです。

指揮はハイティンク、オケはどこだったか記憶が不明瞭なのですが、

ハイティンクということでコンセルトヘボウだったかな、と思います。

 

私はこのテープを、物理的に擦り切れるくらいに聴き続けました。

当時レンタルビデオ店が出始めた頃で、

レコードのレンタルなんかもやっていたんですが、

決して安くはない金額でしたし、レコードを購入するのも敷居が高かったんです。

なので、もらったそのテープを聴きまくっていました。

 

私とベトヴェンとの出会いはこうして始まります。

そこから彼の作品を貪るように聴き始めるようになり、

未だに彼の音楽を愛好し続けている、というわけです。

 

ベトヴェン、と私はネット上で書くようにしています。

いちいち二箇所も棒線を入れるのがめんどくさいってことで(笑)

 

最初にベトヴェンを聴くなら何をオススメしますか、

という質問を受けることがとても多いんですけど、

正直言うと、どれでもいいんじゃないの、と思ってます。

指揮、演奏楽団、年代など、

クラオタからすると「この時代のこの指揮者の演奏が・・・」

という偏った意見を聞かされる羽目になって、

クラシック音楽から離れていくケースも少なからずあるとは思うんですけど(笑)

 

なので、CDショップとかでジャケット買いしてもいいですし、

気になる演奏会があったら行ってみると良いですよ。

マナーとかいろいろと面倒くさいことがありますけど(笑)

 

 

交響曲で言うと最初に出会った「英雄」と「田園」は思い入れが深いですね。

あと交響曲第八番も実はものすごく好きです。

最晩年期に作られた弦楽四重奏の幽玄な雰囲気も好きです。

まあ、全部好きなんですけどね。

 

オススメは紹介できませんけど、

ベトヴェンの曲聴いてみたいな、と思ったなら、

私にご一報いただければCD貸しますよ(笑)