この音源が、私とバド・パウエルとの出会いでした。
超絶技巧と呼ぶのも笑ってしまうくらいに驚きの演奏を披露しています。
ピアノトリオという形式の祖でもありますね。
バド・パウエルときくと多くの人が「クレオパトラの夢」を想像するのでしょうけれども、
私はこちらのアルバムの「Tea for Two」を想像してしまいます。
とりあえず聞いてみましょう。
超絶的にかっこいいです。
いうことは他にもあるんですけど、
この演奏を聞いていると何を言っても蛇足な気がします。
うしろで唸り声みたいなのが聞こえると思いますけど、
この唸り声を伴う演奏こそがバド・パウエルです(笑)
彼の絶頂期の演奏なのですが、
この後は体調を崩したりして、この演奏のような輝きは失われていきます。
とはいえ、私はこの後の彼の演奏も嫌いではないんですが、
40年代後半から50年代にかけての彼の絶頂期ともいえる時期の演奏は、
荒々しくも神々しい、という形容がピタリとはまるものだと私は思ってます。
あ、あと、このアルバムの収録曲ではないんですけど、
この曲も大好きなので紹介だけさせてください。
Un Poco Locoです。
説明は不要です。
ただ、彼の音色を感じてください。