音楽つれづれ日記

ありとあらゆる音楽が好きな人。特にジャズが好き。たまにキツい毒をはいたりしますが根はいい奴です。

現代音楽

現代音楽を聞く その40

モートン・フェルドマンの音楽は、長いんです。 静かな音が延々と続くような感じで、 ずっと聞いていると彼我の境界が怪しくなることうけあいです。 私は好きなんですけどね、こういう音。 彼の音楽で最初に出会ったのは「ピアノと四重奏曲」でした。 彼の晩…

現代音楽を聞く その39

エストニアの音楽をここ最近聞く機会が増えてきました。 NHK交響楽団の首席指揮者となったパーヴォ・ヤルヴィが、 エストニア出身であることから、 母国の優れた作品を演奏する回数が増えてきているというのもありますが、 元々優れた音楽家を輩出するお国柄…

現代音楽を聞く その38

チェコの作曲家、ヴィクトール・ウルマン。 歌曲を多く作ったことでも知られてますが、 私の中では「ピアノの人」としての一面が際立つように見えます。 彼の作品、「シェーンベルクの主題による変奏と重奏フーガ」は、 そんなピアノ作品でも特に知られてい…

現代音楽を聞く その37

元々フランス音楽は大好きです。 古いところでいうとクープランもそうですし、 私がオーケストレーションの勉強をしていたころに参考にした、 ベルリオーズやラヴェルもそうです。 印象派のドビュッシーもそうですし、 ミヨーやオネゲル、プーランクなど、 …

現代音楽を聞く その36

エドガー・ヴァレーズ。フランス生まれの作曲家です。 エドガー、と聞くとイギリスの作曲家を連想しますが、 正確には、エドガールというんだそうですね。 彼の作品というと「アメリカ」になるんでしょうかね、やっぱり。 Edgard Varèse, Amériques - Ensemb…

現代音楽を聞く その35

アメリカの作曲家、コンロン・ナンカロウ。 変わった名前ですが、この分野では有名な方です。 特に自動ピアノ(プレイヤーピアノ)のための作品で知られています。 自動ピアノというのは文字通り自動で演奏されるピアノのことで、 オルゴールのようなロール…

現代音楽を聞く その34

エリック・エワイゼン。彼の名前はこう呼ばれています。 アメリカの作曲家ですね。 Ewazenというつづりなので、この呼び方にどうも違和感があるんですが。 管楽器、とりわけ金管楽器に造詣のある方なら、 知らない人はいないだろう、と言われている作曲家で…

現代音楽を聞く その33

作曲家、松村禎三さんといえば、 私の中では映画音楽の人、という印象がかなり強いんです。 が、学生時代に出会った「管弦楽のための前奏曲」は、 そんな印象をものの見事に壊してくれました。 松村禎三 管弦楽のための前奏曲 小林研一郎 / ハンガリー国立交…

現代音楽を聞く その32

オーボエ奏者として世界的に知られているハインツ・ホリガー。 私も一度生でそのオーボエを聞いたことがありますが、 年齢を感じさせない艶やかな音色は素晴らしかったです。 で、そんなホリガーですが、 現代音楽の作曲家としてもよく知られています。 「ピ…

現代音楽を聞く その31

ハンガリーの作曲家が好きなんでしょうね、私は。 クルターグ・ジェルジュというハンガリーの現代音楽の作曲家がいます。 以前紹介したリゲティとは親友の間柄だったそうです。 彼の作品はあまり世に出ていない、というより知られていないのですが、 リゲテ…

現代音楽を聞く その30

レナード・バーンスタイン。 指揮者としても演奏者としても広く知られています。 彼の指揮によるマーラーの交響曲は今でもバイブルとなっていますし、 音楽への姿勢という意味でも多大な影響を多くの人に与えた教育者でもありました。 商業作品としてミュー…

現代音楽を聞く その29

今までこのシリーズで語らねばと思ってて、 ずっと避けていた作曲家がいます。 矢代秋雄(やしろあきお)さんです。 私の中で彼の音楽に占める割合はけして小さくありません。 だからこそ、安易な紹介にするのがためらわれて、 今まで紹介していなかった、と…

現代音楽を聞く その28

ルネ・レボヴィッツの名前は指揮者で知りました。 ベートーヴェンの交響曲の指揮だったと記憶しています。 そんな彼は、教育者としても一流でした。 門下には現在も知られる音楽家がずらりと並びます。 そして、作曲家としてもよく知られています。 いろいろ…

現代音楽を聞く その27

オーストリアの作曲家、アントン・ウェーベルン。 以前紹介したシェーンベルクに師事し、十二音技法の継承者の一人として、 後進の作曲家にも多大な影響を与えた。 というのが一般的な彼のプロフィールです。 私自身もそれほど傾倒していた作曲家ではないこ…

現代音楽を聞く その26

童謡「ぞうさん」の作曲者としても知られる團伊玖磨さん。 そのお孫さんもテレビなどで活躍されていますが、 彼も様々な形式の音楽を数多く手がけられています。 Ikuma Dan [團伊玖磨]: Symphony No.2 In B Flat (1956/1988rev.) 彼の楽曲で最初に聞いたのは…

現代音楽を聞く その25

ケーニッヒの電子音楽は、私の師事していた方が好きな作曲家でした。 当時も今もそれほど作品を数多く聞いているわけではありませんが、 それでも、電子音楽という分野では知らない人はいない、のだそうです。 私は教授に言われるまで全く知りませんでした(…

現代音楽を聞く その24

日本のオーケストラコンサートに行くと、 時々、細川俊夫さんの楽曲に触れる機会があります。 NHK交響楽団などの定期公演でもよく見かけますし、 日本国内外でも評価の高い彼の曲は、 私も一時のめりこむように聞いていました。 管弦楽曲にも秀作は多いんで…

現代音楽を聞く その23

12音技法と呼ばれる、調性からの解放を謳った作曲家、シェーンベルク。 彼のせいで音大で余計なことを学ばねばならなかったわけですが(笑)、 無調音楽の開祖でもありますんで、 現代音楽を語る上では避けて通れない人物の一人です。 "Gurrelieder: Part 1"…

現代音楽を聞く その22

無伴奏チェロ組曲、と言えば、J.S.バッハなんですけど、 他の作曲家も無伴奏の組曲を作っています。 ベンジャミン・ブリテン。 イギリスの著名な作曲家の一人ですが、 彼もまた無伴奏チェロ組曲を残しています。 Britten - Cello suite n°2 - Rostropovich l…

現代音楽を聞く その21

フランスの作曲家、アンリ=デュティーユ。 日本でも割と演奏される機会の多い作曲家の一人ですが、 この曲はあまり演奏されてないような気もします。 私が情報を仕入れていないだけという可能性もありますが(笑)。 Dutilleux Sonatine for flute - Pahud …

現代音楽を聞く その20

ハンガリーの作曲家、というとバルトークが最初に浮かびます。 そのバルトークの死後、台頭してきた一人が、 今回紹介するカドシャ・パールです。 彼の作品はそれほど演奏される機会はないようですが、 彼の後期作品の中でも傑作と呼ばれている「ピアノ協奏…

現代音楽を聞く その19

アーヴェト・テルテリャン。アルメニアの作曲家ですね。 彼の音楽との出会いは結構特殊でした。 Avet Terterian, Symphony no. 3 I,Culture Orchestra, Kirill Karabits ちょうど留学を終えて日本へ帰った頃のお話です。 友人に借りたCDを返すため、道を歩い…

現代音楽を聞く その18

エリオット・カーター、アメリカの作曲家です。 私が彼の音楽と出会ったのはかなり遅かったんですよ。 音大を出てしばらく経ってからなので、 ちょうど音楽の仕事をしまくっていた時期ですね。 最初に聞いたのは「交響曲第一番」だったと思います。 Elliott …

現代音楽を聞く その17

ジャチント・シェルシというイタリアの作曲家がいました。 私が彼の名前を知ったのはこれまで同様学生時代だったんですけど、 彼の死後、強烈な事実が発覚するんです。 1940年代以降の彼の作品は「共同作曲」によるもの、 つまりジャチント・シェルシ一人で…

現代音楽を聞く その16

作曲家の池辺晋一郎さんの楽曲で最初に出会ったものは、と聞かれると、 NHKで放送していた「未来少年コナン」のBGMと答えるようにしています。 こうした劇伴を数多く手がけられており、 黒澤明監督の映画作品や大河ドラマの音楽は言うに及ばず、 器楽曲、合…

現代音楽を聞く その15

先日テレビでフランスの現代音楽作曲家であるオリヴィエ・メシアンの、 トゥランガリラ交響曲全曲の演奏会の模様が放送されていました。 個人的にも好きな楽曲ですし、大学でも研究対象だった曲なので、 思い入れはかなり強いんですけど、メシアンの代表曲の…

現代音楽を聞く その14

いまや国民的RPGの代名詞の一つとなったドラゴンクエスト。 その音楽を紡いだのは、こちらも音楽界の巨匠すぎやまこういちさんです。 歌謡曲、CM、映画音楽、ゲームなどなど、 その活躍する分野は枚挙にいとまがないのですが、 純音楽と言われる分野でも名作…

現代音楽を聞く その13

黛敏郎さんといえば、 今も続く音楽番組「題名のない音楽会」の司会であったり、 スポーツ中継で流れる名曲「スポーツ行進曲」の作曲者としても有名です。 スポーツ行進曲/黛敏郎(Sports March : Toshiro Mayuzumi) この行進曲を聞くと、「え?現代音楽…

現代音楽を聞く その12

ルチアーノ・ベリオ。イタリアの作曲家です。 彼の作品は音大時代にも聞いていましたし、 亡くなった2003年まで継続して彼の作品を追っていました。 中でも「セクエンツァ」と呼ばれるソロ器楽曲のシリーズが好きで、 いろいろな楽器をテーマに作曲をされて…

現代音楽を聞く その11

アメリカの作曲家、チャールズ・エドワード・アイヴス。 私自身がアメリカで音楽を勉強していたこともあり、 アメリカ出身の作曲家やパフォーマーの音楽の影響を色濃く受けた、 のかどうかは定かではありませんけど(笑)、 資料などが手に入りやすいことも…