音楽つれづれ日記

ありとあらゆる音楽が好きな人。特にジャズが好き。たまにキツい毒をはいたりしますが根はいい奴です。

現代音楽

現代音楽を聞く その82

イタリアの作曲家、ルカ・ロンバルディの、 フルートソロ曲集「Flatus」を聞いたのは今から10年くらい前のことです。 Luca Lombardi: Musik Fur Soloflote アーティスト: Roberto Fabbriciani 出版社/メーカー: Kairos 発売日: 2018/07/20 メディア: CD この…

現代音楽を聞く その81

入野義朗さんというと、 黛敏郎さんや諸井誠さんらとともに現代音楽の旗手として、 20世紀音楽研究所なるものを組織して作曲活動をされた方です。 例にもれず、私も学生時代に入野さんの曲は聞きました。 日本人で最初に十二音技法を用いて作曲をした最初の…

現代音楽を聞く その80

フィンランドの現代音楽家といえば、 今ならカイヤ・サーリアホを挙げる人が多いと思います。 私が彼女の音楽と接したのはずいぶん昔でしたが、 近年でも作品を精力的に作り続けており、私も目が離せない作曲家の一人です。 カイヤ・サーリアホの個展 アーテ…

現代音楽を聞く 特別編

藤倉大作曲、「春と修羅」、映画「蜜蜂と遠雷」"Spring and Asura" - Dai FUJIKURA (for the movie "LISTEN TO THE UNIVERSE". 先日見てきた映画「蜜蜂と遠雷」。 その予選で使われたとされる「春と修羅」という曲。 作中では、ベテラン作曲家である菱沼忠明…

現代音楽を聞く その79

ドイツの現代音楽作曲家、シュテファン・ヴォルペ。 彼の名前を知ったのは、例の如く音楽学校にいた頃です。 あの頃はずーっと現代音楽を聞いていた感じですね。 三か月とか四か月とか、ほかの音楽にかまけることなく、 その世界に耽溺していた時期です。 ノ…

現代音楽を聞く その78

ドイツの作曲家、ハンス・エーリヒ・アポステル。 たぶん、日本ではほとんど彼の楽曲は演奏される機会がないようです。 私が知らないだけで、実はコンテンポラリー界隈では演奏しているかもしれませんけど、少なくともここ数年で演奏曲目に彼の名前は無いよ…

現代音楽を聞く その77

作曲家、石井眞木さんのお名前を知ったのは、 たぶん映画音楽が最初だったと記憶しています。 石井さんの作品「ブラック・インテンションIII」を初めて聞いた時、 その映画の印象が大きく崩れていくのを感じました。 Maki Ishii - Black Intention III ピア…

現代音楽を聞く その76

イタリアの作曲家、ブルーノ・マデルナ。 私が産声を上げた頃にはすでにお亡くなりになっています。 確か50代前半で他界したと記憶しています。 イタリアの現代音楽事情にはそれほど明るくはないのですが、 それでもこうした良質な現代音楽が作られる土壌が…

現代音楽を聞く その75

フランスの現代音楽の作曲家、ブリス・ポゼ。 私が大分大人になってから聞き始めた作曲家の一人ですが、 その作風は以前紹介したイギリスの作曲家、ファーニホウを思い起こさせます。 最初に聞いたのは「チェンバロのための6つの前奏曲」だと思います。 作…

現代音楽を聞く その74

北欧のスウェーデンには大昔に一度だけ行ったことがあります。 デンマークやノルウェーにもそのとき旅行でまわったんですけど、 その時の記憶があまり無いんですよね。 観光名所もたくさんまわったはずなんですけど・・・ そんなスウェーデンの作曲家の一人…

現代音楽を聞く その73

旧ソ連で生まれ、のちにフランスへ亡命したエディソン・デニソフ。 私の中では「美」を探求した作曲家という印象ですけど、 まあ、現代音楽という範疇でのお話なので、 聴く人が聞くと「?」ってなるんだろうな、とはおもいます(笑) 室内楽や声楽曲でも佳…

現代音楽を聞く その72

ベルギーの現代音楽作曲家、アンリ・プスール。 プスールといえば電子楽器(シンセサイザー)なんですけど、 器楽曲においても秀作を多く残しています。 大作でいうと「Paysages planétaires」(プラネタリウムパサージュ)あたり。 3時間を超える大曲ですけ…

ブラスぷらす Op.05

チェコ生まれのアメリカの作曲家、カレル・フサの出世作というと、 「Music for Prague 1968」(プラハ1968年のための音楽)でしょう。 私も生で一度ならず聞きましたし、 吹奏楽の分野でも、現代音楽の分野でも特筆すべき名作ともいえます。 だったらこの曲…

現代音楽を聞く その71

アメリカの作曲家、ガンサー・シュラー。 私などはジャズミュージシャンという印象がとても強いんですけど、 独学で作曲を勉強されて、 現代音楽の分野でも様々な作品を残しています。 彼の作品は、全体的にジャズの影響が色濃く反映されているような気がし…

現代音楽を聞く その70

アメリカのオーボエ奏者として知られるロナルド・ローズマン。 彼は作曲者としても活躍していましたが、残念ながら19年前に亡くなってます。 優れたオーボエ奏者として後進の指導にもあたっていました。 彼の作品はほとんど音源化されていないのですが、 「…

現代音楽を聞く その69

本日午後、無事に帰国しました。 体調は特に悪いというわけじゃないんですけど、 かなり眠いうえに、おなかがすきました・・・(笑) 今日くらいはブログ更新しなくてもよかったんですけど、 やらないと気持ち悪いので、こうして書き始めてます。 エンドレ・…

現代音楽を聞く その68

ハンガリーの作曲家というと、バルトークやコダーイを想像する方も多いでしょう。 ピアニストも多数輩出していて、音楽的側面の強い国でもあります。 アンタル・ドラティもまたハンガリーの誇る音楽家の一人です。 指揮でもその名を知られていますが、作品も…

現代音楽を聞く その67

日曜日に放送していた「クラシック音楽館」で、 ノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスが、 ベルリン放送交響楽団との共演でモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏していました。 この時ひじを痛めていたアンスネスですが、 そんなハンデをはねの…

現代音楽を聞く その66

スペインの作曲家、カルロス・スリナッチ。 舞踏音楽の分野では知らない人はいないとも言われますが、 本邦ではそれほど知られた作曲家ではないような気がします。 「リトモ・ホンド」や「シンフォニエッタ・フラメンカ」など、 思わず踊りたくなるような楽…

現代音楽を聞く その65

ケネス・フックスはアメリカの現代音楽作曲家です。 今も精力的に活動を続けています。 何のきっかけで彼の曲を聞き始めたのかは定かではないですが、 管弦楽、吹奏楽、あるいは室内楽の楽曲が主となっています。 学生時代に聞いたのか、もう少し大人になっ…

現代音楽を聞く その64

キャサリン・フーバーというアメリカの女性作曲家のことは、 留学していたころに作品に触れていました。 名フルーティストでもあった彼女は、 フルートにまつわる楽曲を数多く残しています。 もちろんそれ以外にも秀作はたくさんあるんですけどね・・・ 残念…

現代音楽を聞く その63

現代音楽を主に聞いていたのは学生時代という話は、 このブログでもかなりの回数書いてきているとは思いますが、 実は最近のもちゃんと聞いています。 アメリカの現代音楽の作曲家、ポール・モラヴェックの作品も、 10年くらい前に聞いて、その音に刺激を受…

現代音楽を聞く その62

アンドレ・ブクレシュリエフといえばフランスの作曲家、 と思っていたのですが、どうやら生まれはブルガリアだったみたいです。 ずっとフランスの作曲家と勘違いしていました・・・ 彼の功績というとやはり書籍になるのでしょうか。 特に作曲家論に関する書…

現代音楽を聞く その61

ロシアの作曲家、アラム・ハチャトゥリアンはよく知られています。 「剣の舞」が最も有名なのでしょうね。 彼の若かりし頃に作った「ピアノ協奏曲」もお気に入りなので、 是非一度生で聞いてみたいところです。 ですが、今日はハチャトゥリアンじゃないんで…

現代音楽を聞く その60

英国の作曲家、ドミニク・マルダウニーといえば、 私の印象だと、現代音楽というよりも映像音楽の人という感じです。 ただ、彼も純音楽を多数作曲しています。 「オーボエ協奏曲」もそんな彼の佳作の一つになっています。 Dominic Muldowney — Oboe Concerto…

現代音楽を聞く その59

作曲家の長生淳さんというと、 私の中では編曲家という印象がとても強いんです。 吹奏楽や室内楽への編曲などで知られている方でもあり、 私のようなゲーマー世代だと「三国志IV」の音楽を思い出します。 (サントラ、めっちゃかっこいいのでおススメ) ここ…

現代音楽を聞く その58

線の音楽 (1979年) (エピステーメー叢書) 作者: 近藤譲 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 1979/04 メディア: ? クリック: 7回 この商品を含むブログ (2件) を見る 近藤譲さんの著書「線の音楽」に出会ったのは、 私が20歳を過ぎた頃でした。 現代音楽の…

現代音楽を聞く その57

20世紀に活躍したオーストリアの作曲家、カール・ピルスというと、 大体の方が「トランペットソナタ」を代表曲として挙げられます。 ユボーやハンセン、ヒンデミットなど、 トランペットソナタを作った作曲家は数多くいらっしゃいますが、 ピルスのトランペ…

現代音楽を聞く その56

スクリャービン、良いですよね。 ロシアの作曲家として知られるアレクサンドル・スクリャービン。 ピアノ曲でその真価を発揮したともいわれる彼ですが、 前期と後期でこれほど印象の違う作曲家も珍しいと思います。 ピアノソナタ第2番嬰ト短調作品19は、昔よ…

現代音楽を聞く その55

学生時代に吹奏楽部に入っていればよかった、 と今も後悔しているところもあるんです。 吹奏楽というジャンルに未だに劣等感にも似た感情を抱いているのは、 そうした引け目も理由の一つとしてあるのかもしれません。 吹奏楽の日本人編曲家、2代巨頭としてあ…