音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

クラシック

転回

通勤時に音楽を聞きながら読書をしていることが多いんですけど、 今日、たまたまシャッフル再生していると、 ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が流れてきました。 これは、序盤で流れてくる「テーマ」といわれる部分です。 この曲全体がこの…

現代音楽を聞く その41

アメリカのピアニストで作曲家のレオ・オーンスタインの作品で、 最初に聞いたのが「Morning in the woods(森の朝)」でした。 曲のそこここにフランスのにおいがするんですけどね。 Leo Ornstein - Morning in the woods そのあとで聞いたのが、 彼の作品…

Beethoven

Beethoven: Symphony No.5 【with commentary】 / Bernstein Wiener Philharmoniker (1977 Movie Live) その昔、私が小学校か中学校くらいだったと思います。 バーンスタインが解説するベートーヴェンの番組が放送されていました。 当時は英語なんてわからな…

Incidental Music Vol.31

12人の優しい日本人、という舞台があります。 原作、脚本は三谷幸喜さん。 コメディを書かせたらこの人の右に出る人はいないのでは、 といわれているかどうかは定かではありませんが、 数多くの舞台、TVドラマなどの脚本を手掛けられています。 元々は舞台で…

ベト7

この略称、本当は好きじゃないんですよ。 ベト7とかブラ1とか。 SNSで語るときは文字数を減らす意味合いもあって、 仕方なく使うことも往々にしてあるんですけど(笑) というわけでベト7です。 L.V.ベートーヴェンの交響曲第7番 イ長調 作品92 というの…

Sinfonia concertante

イタリア語です。 訳すと「協奏交響曲」という風になるんでしょうか。 仕事中にふと音楽が聴きたくなって、 iPhoneに入っている音楽をランダムに聞いていたところ、 流れてきたのがモーツァルトのKV364でした。 「協奏交響曲変ホ長調 KV364」ですね。 Mozart…

BACH: BRANDENBURG CONCERTO No.2 F-dur BWV1047

Bach Brandenburg Concerto 2, 1.movement トランペットが好きです。音出せませんけど(笑) 数多くのトランペット曲を聞いていますが、 好きなトランペット奏者というのがどうしても出てきます。 まんべんなくいろんな人の演奏を聴いている人なのですが、 …

ヴァーツラフ・ノイマン

ヴァーツラフ・ノイマンはチェコの指揮者です。 昨日、テレビを見ていてノイマンの指揮を久々に見たので、 ちょっと聞きたくなったんですよね。 Twitterでも書いたと思うんですが、 ノイマンといえば、私の中では「マーラーの指揮者」という印象が強いです。…

現代音楽を聞く その32

オーボエ奏者として世界的に知られているハインツ・ホリガー。 私も一度生でそのオーボエを聞いたことがありますが、 年齢を感じさせない艶やかな音色は素晴らしかったです。 で、そんなホリガーですが、 現代音楽の作曲家としてもよく知られています。 「ピ…

ダフニスとクロエ

フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。 彼の代表作、と聞かれると様々な曲があげられます。 「ボレロ」「スペイン狂詩曲」「ピアノ協奏曲」「マメールロワ」「古風なメヌエット」などなど。 私が最初に聞いたのは中学時代の音楽の授業で聞かされたボレロで…

ゴルトベルク

またバッハの話ですいません。 先日テレビで細田守監督の映画「時をかける少女」をやってました。 なんだかんだで、私はその放送見られなかったんですけど(笑)。 で、この映画のBGMとして効果的に使用されているのが、 J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」…

フランスへ

このブログを投稿しているころ(自動投稿設定してます)には、 すでに私は機上の人になっていると思いますが。 今週金曜までフランスへ行きます。 なので、ブログの更新が滞るかもしれません。 昨日(というか、ブログ書いてるの日曜なんですけど)、 Eテレで…

KV449

何の暗号だろうと思った方も多いと思いますが、 これ「ケッヘル番号」と呼ばれるものです。 その昔、ケッヘルという人が、 古典派の大作曲家であるモーツァルトの作品を時系列順に番号を振った、 と言われている番号のことを指します。 今回のKV449というの…

マリア・ジョアン・ピレシュ

人によっては「ピリス」と呼ぶ方もいらっしゃいますが、 私は海外にいた頃から「ピレシュ」と呼んでいるのでこれで通します。 6/10(日)の夜に「クラシック音楽館」を見てました。 N響ことNHK交響楽団の公演を中心にクラシック音楽を堪能できる、 私に…

Gloria

Gloria in excelsis Deo という文章で始まるのがグローリアと呼ばれるものです。 「栄光」とも訳されるこの言葉ですが、 音楽分野でも数多くの作曲家がミサ曲の一つとして、 または単独で音楽作品を作っています。 フランスの作曲家、プーランク。 彼もまた…

Gould

先週からのべ3日間、バッハの組曲を年代順に聞いてきました。 イギリス組曲、フランス組曲、そしてパルティータ。 イギリス組曲とパルティータについては、 全6曲を一日で鑑賞するにはちょっと分量多めでしたが(笑)。 大バッハの楽曲はもともと大好きです…

Japanese Suite

直訳すると「日本組曲」ですね。 イギリス近代の作曲家であり、 組曲「惑星」などで有名なギュスターヴ・ホルストのバレエ音楽です。 Gustav Holst: Japanese Suite Op. 33 (1915) ちょうど「惑星」と同じころに作曲されたということもあり、 類似性を感じる…

序奏とアレグロ

序奏とアレグロ、と聞くと、 クラシック好きな方ならラヴェルの曲を思い浮かべる方も多いでしょう。 ですが、今日は吹奏楽です。 合唱曲の大家としてよくお名前が出てくる木下牧子さん。 私も彼女の作る合唱曲に魅せられた一人ではあるのですが、 そんな木下…

辻井さん

ピアニストの辻井伸行さんのアルバムを聞いてます。 ベートーヴェンのピアノソナタ集。 「悲愴」「月光」「熱情」というべたべたにベタな選曲です。 ベートーヴェン:《悲愴》《月光》《熱情》 アーティスト: 辻井伸行 出版社/メーカー: avex CLASSICS 発売日…

シオンは物見らの歌うを聞けり

大バッハのカンタータ140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」。 その中の第4曲にあたるのが「シオンは物見らの歌うを聞けり」です。 Bach: Zion Hort Die Wachter Singen (Zion Hears the Watchmen) この曲に出会ったのははるか昔のことです。 母…

バッハのインヴェンションを聴く

最近、バッハをよく聴いてます。 もともと好きな作曲家の一人ではあるのですが、 「大のフーガ(遁走曲)好き」っていうのが大きいかもしれないですね。 ※フーガとは 複数の楽器等で演奏される場合、 違う声部で同じ音型が順次奏されるものをいいます。 簡単…

ガーシュウィンのピアノコンチェルト

ロックライブだったりクラシックのコンサートだったり、 いろいろと生演奏を堪能しまくっている私ですが、 実はまだガーシュウィンのピアノ協奏曲を生で聞いたことがありません。 アメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュウィン。 ラプソディ・イン・ブルー、…

エドヴァルド・グリーグ

本日6月15日が誕生日なのだそうです。 小中学生の頃、音楽の授業で音楽鑑賞の時間があり、 そこでも彼の作品は多く紹介されていたように思います。 代表作というと「ペール・ギュント」や「ピアノ協奏曲イ短調」など、 誰でも一度は聴いたことがあるのでは、…

Mr.Sとの別れ

Mr.S、とその人は呼ばれていました。 昨年93歳を迎えられ、毎年のように日本へ来られて、 とても老齢とは思えぬ機敏な動きでオーケストラを指揮されていました。 私は彼の指揮で二回ほどブルックナーを聞かせて頂きました。 もともとそれほど聴き込んでいる…

フェリックス・メンデルスゾーン

の誕生日だそうです。2月3日。 真夏の夜の夢の「結婚行進曲」だったり、 昔、某たまごのCMでも冒頭部分が使われたヴァイオリン協奏曲など、 40歳に満たずして亡くなってしまった天才作曲家です。 誕生日に彼の曲を聞こうと思い、 あまり知られていない曲を聞…

リトミカ・オスティナータ

オスティナートという言葉があります。 あるメロディ(フレーズ)を何度も繰り返して演奏することを意味します。 と書くとミニマル・ミュージックを想像する人もいると思いますが、 ミニマル=「短いフレーズでしつこく繰り返す音楽」という意味では、 オステ…

モーツァルティアン

作曲家ワグナーの熱狂的なファンのことを総称してワグネリアンと呼びます。 呼びます、とは書きましたが私は使ったことがありません。 同様にモーツァルトの熱狂的なファンのことをモーツァルティアンと呼ぶそうです。 私は全く聴いたことがなかったんですけ…

画家マティス

音楽日記なのに「画家マティス」? と思われた方も多いと思うんですけども、 これ、ドイツの作曲家ヒンデミットの交響曲「画家マティス」のことです。 古典派好きを自認してはいるんですが、近現代も結構聴いています。 フランス音楽も大好きですし、無調音…

弦楽四重奏曲のことを話す

先日、来日中のゲヴァントハウス弦楽四重奏団の演奏を聞いてきました。 由緒ある楽団ということで期待をして拝聴してきたんですが、 やっぱり室内楽っていいなぁと思いました。 もちろん大編成の音楽も迫力があって大好きではあるんですが、 4人による小宇宙…

ベトヴェンを語る

私にとってのクラシック音楽の出会いは、 幼少期にレコードで聞いたビゼーの「アルルの女」でした。 レコードというところに時代を感じる人も多いと思うんですけど、 私の世代がたぶんレコードをリアルタイムで楽しんでいた最後の世代かもしれません。 そこ…