音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

クラシック

現代音楽を聞く その108

現代音楽作曲家の西村朗さんが昨年9月に亡くなられた、 というニュースを知ったのは、彼の音大時代の親友であり、 同じ大阪生まれの劇伴作曲家である田中公平さんのポストによるものでした。 現代音楽に傾倒していた若かりし当時、 私は西村さんの音楽を聞い…

現代音楽を聞く その107

2週間ほど前にEテレにて放送された「クラシック音楽館」。 毎週欠かさずみている、わけではないんですけど、 クラシック音楽を聴ける地上波では珍しい番組ですね。 民放でもド深夜に読響の演奏会をやってたり、 あるいはEテレでも他にクラシックを扱う番組を…

2022/12/10 Live Cafe Muteで木管五重奏&ピアノトリオ

彼女との出会いは秋葉原でのライブハウスだったと記憶しています。 当時「りおる」(ポケモンが由来)というハンドルネームで活動しており、 今もトランペット奏者として、あるいはアレンジャーとして活躍されてます。 最初の出会いは喫煙所だったはずです。…

Incidental Music Vol.100

この劇伴を紹介するブログもついに100回をこえました。 ここ一年くらいは更新頻度が月一程度になってしまってますが、 なんでも継続は大事って言いますからね。 で、記念すべき100回目に何を書くか、全く決めてません。 いつもそうなのですが、 ブログを書く…

現代音楽を聞く その106

某ピンクの丸っこいキャラの生配信を見ながらブログを書いてます。 またまたお久しぶりです。 ここ最近腹の立つことが減ってきたように思います。 最近はテレビもあまり見なくなり、 情報収集する手段が、LINEのトピックくらいになってしまったことが、 たぶ…

現代音楽を聞く その105

ちまたでは男性の身長問題でもちきりのようでございます。 おひさしぶりです、ヒロユキでございます。 上で書いた今話題の案件、個人的な感想をいうと、 悪いことをしたから罰を受けるのは当たり前だ、 だから袋叩きにされてもしかたない、とでもいうかのよ…

Barbra Streisand / I loved You

バーブラ・ストライサンドといえば、 アメリカを代表する歌手であり女優でもある有名な人です。 女優としての顔の方はそれほど詳しくはないんですが、 アルバムに関してはほとんど聞いているくらいに好きなんですよね。 タイトルの「I loved you」って意味深…

現代音楽を聞く その103

またまたご無沙汰です。生きてます。 月~金で仕事して、土日もいろいろと打ち合わせがあって、 気がついたら二週間ほどブログを放置しておりました。 なかなかの疲労度です。 まあ、自分で選んだことなので愚痴は言うつもりはないんですけど、 いずれこの場…

現代音楽を聞く その102

チェコの作曲家、エルヴィン・シュルホフ。 一時期私は彼の室内楽ばっかり聞いていた頃がありました。 もちろん中規模、大規模な楽曲も数多くあって、 その中にはジャズ風と銘打たれた野心的な作品もありました。 それらももちろん素晴らしいわけなんですけ…

現代音楽を聞く その100

ゴールデンウィーク真っ只中です。 お仕事の方もお休みの方もいらっしゃると思いますが、 私は連日打ち合わせ三昧で疲労してます(笑) さて、この「現代音楽を聞く」シリーズも、 なんだかんだで100回目を迎えることができました。 それだけ聞いているんだ…

現代音楽を聞く その99

アメリカの作曲家、ロバート・ヘルプスのことを、 このブログで書いたかどうか定かではありませんが、 彼の「ノクターン」を聞きたくなったのでここで紹介します。 Helps - Shall We Dance by Robert Helps (2004-02-16) アーティスト:Robert Helps メディア…

現代音楽を聞く その98

フランスの作曲家、ジャン・ラングレーのミサ曲が好きです。 もともとフランス音楽も大好きではあるんですけど、 彼の曲でいうと室内楽ももちろんのこと、こういうミサ曲もとても良いです。 中でも彼のミサ曲で有名なのは「荘厳ミサ曲」ということになるでし…

現代音楽を聞く その97

ドイツの作曲家、ヨハン・ツィレンチェク。 彼の作品って、生で聞いたことが全くありません。 そもそも、現代音楽自体がなかなか演奏されにくい状況なんでしょうね。 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、 あるいはチャイコフスキー、ラヴェル、ドビュッ…

Tod und Verklärung

ドイツ語はあまり得意というわけではないのですが、 勇気を出してタイトルにつけてみました。 Todというのは「死」、undは英語で言うところのandと同義です。 そしてVerklärungですが、どう訳すのが正しいんでしょうね。 一応「変容」という言葉があてがわれ…

現代音楽を聞く その96

少しだけご無沙汰でございます。 年末進行というものが押し寄せてきておりまして、 公私ともにとても忙しくさせていただいております。 今年一年の総括めいた記事は大晦日に書く予定ですが、 来年、再来年に向けていろいろと水面下で動いています。 ここで発…

現代音楽を聞く その95

少しご無沙汰でした。 公私ともに、というか「公」がかなり忙しい状況でして、 嬉しい悲鳴といえば聞こえはいいんでしょうけど、 経済的にはまだ喘ぎまくっている状態なのが如何ともし難いところでして・・・ あまり期間にとらわれずにマイペースで更新でき…

久しぶりの演奏会(読響マチネ)

読響のマチネを聞いてきました。 マチネ、というのは昼公演のことですね。フランス語です。 もともとは「午前中」を意味する言葉なんですけど、 こうした界隈では普通にお昼の公演の意味で使われています。 ちなみに、夜公演はソワレといいます。 まあ、私も…

病気と楽曲演奏

今日配信された、某スマホのゲーム(配信前)の楽曲をずっと聞いてました。 良い歌でした。 ということを書こうと思ったんですけど、 気になるニュースを見つけたのでそっち書きます。 ジャズピアニスト、という肩書が正しいかどうかはわかりませんが、 アメ…

現代音楽を聞く その94

毛利蔵人さんは、アニメ「赤毛のアン」の劇中音楽を作曲された方です。 たぶんこれが最も知られる氏の音楽になるんでしょうけれど、 実は純音楽の人である、というのは意外と知られていません。 そもそも独学で音楽を勉強されていた方ですが、 唯一師事して…

制限緩和

昨日遅めに帰宅して、お料理を作ってたら、 野菜をスライサーするときに、自分の指もスライスしかけて、 右手の人差し指が機能不全となっております(笑) そんな私の近況などはどうでも良くてですね・・・ いろいろとありましたが、 どうやらクラシック音楽…

現代音楽を聞く その93

ベルギーの作曲家って以前紹介した気がするんですけど、 誰だったか完全に忘れたので、ふと思いついた人のことを書きます。 ダニエル・スターンフェルドはベルギーの作曲家です。 Wikipediaだと「ステルネフェルト」って紹介してますけど、 どっちでもいいん…

運不運

比較的、運は悪いほうだと思います。 それを実感するのは、宝くじでもギャンブルでもなく、 演奏会や映画など、ホールの席まわりの環境です。 ま、ギャンブルはやらない人なんですけど・・・ 演奏会が行われるホール、あるいは映画館など、 多くの人が一か所…

現代音楽を聞く その92

最近になるまで知らなかった作曲家がいます。 これまでに相当数の楽曲を聞いていると自負しているわけですが、 それでもやっぱり知らない曲というのは存在しているわけでして・・・ (当たり前っちゃ当たり前ですけど) スペインのカタルーニャ出身の作曲家…

現代音楽を聞く その90

あまりこのブログでは取り上げていないトルコの作曲家を紹介します。 もともとトルコは音楽の盛んな国ではあるのですが、 20世紀に登場した、俗にいう「トルコ五人組」と呼ばれる人々が、 西洋音楽を積極的に取り込んで、トルコの音楽文化に貢献しています。…

現代音楽を聞く その89

このシリーズ、前回からかなり時間が経過しました。 調べてみたら、前回の投稿が5月18日だそうで、 ということは、二か月ぶりということですね。 現代音楽好きの皆さま、大変お待たせいたしました。 広瀬量平さんといえば、 どちらかというと私などは純音楽…

現代音楽を聞く その88

オランダのユダヤ人作曲家、ディック・カッテンブルグ。 20世紀初頭に活躍を期待された作曲家の一人でした。 室内楽の小品を少し残したんですが、24歳という若さで亡くなっています。 その死の理由についてはここで書かないことにします。 1919年オランダ生…

現代音楽を聞く その87

厳密にいうとロシアではないんですけど、 いろいろと説明がめんどくさいのでロシアにしときます(笑) ロシアの作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナ。 彼女の音楽を最初に聞いたときは本当に衝撃でした。 その音色の使い方は独特で、聞いていると緊張を強い…

現代音楽を聞く その86

イギリスの作曲家、ハリソン・バートウィッスル。 出会ったのは他の現代音楽と同様に、学生時代でした。 最初に聞いたのは室内楽の「Tragoedia」だったと思います。 ラテン語で「悲劇」を意味する言葉ですが、 室内管弦楽編成となっており、音色がとても重厚…

心落ち着ける音楽

一昨日、買い物に出かけました。 自粛による休業だったので、人の集まるところは避け、 必要な食料を買い込んだ後で、少しだけ足をのばして、 良く散歩に行く公園へと足を向けました。 精神的にも肉体的にもかなり疲弊していたのですが、 外気に触れることで…

現代音楽を聞く その84

大澤壽人さんといえば、指揮者としてのイメージが強いんです。 私が学生時代を過ごしたボストンにある楽団、 ボストン交響楽団を日本人で初めて指揮をしたのが大澤さんです。 また「魔法使いの弟子」で知られるフランスの作曲家ポール・デュカスに作曲で師事…