ヒロユキの音楽日記

ありとあらゆる音楽が好きな人。たまにキツい毒をはいたりしますが根はいい奴です。

現代音楽を聞く その10

イタリアの作曲家、フランコ・ドナトーニ。 最初に聴いたのは「Duo per Bruno(ブルーノのためのデュオ)」でした。 Franco Donatoni ~ Duo per Bruno (1974 - 1975) 彼の創作期としては中期に当てはまると思うのですが、 私が彼のこの曲を聞いたのはアメリ…

アマオケと敬遠と感受性

アマチュアオーケストラ(アマオケ)のニュースをよく見ます。 ※アマチュアオーケストラというのは、プロオーケストラとは違って「お仕事」として演奏をするのではなく演奏したい曲目を、有志を集って演奏する団体のことを指すものだと私は思ってますが、実…

Montefeltro / Il Pesce Rosso…【プログレ古今東西11】

イタリアのシンフォニックプログレバンド、モンテフェルトロの2ndアルバムです。 1stを推す人のほうが多いことはわかってるんです。 主要メンバーが抜けてしまった後に出たアルバムということもあり、 「音が軽い」「モンテじゃない」といった声も少なからず…

「友人からの依頼」の顛末

そういえばこの話をしてなかったことを思い出しました。 年末にボストンの友人から舞い込んだ依頼。 クリスマス前までに楽譜を作って送るということでしたが、 結局ゲームの音楽からの選曲ではなく、 フランスの作曲家、レオ・ドリーブの歌劇「ラクメ」から…

2018年のご挨拶

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 という文言を疲れるくらいに書いた私です(笑)。 昨年は更新頻度を意識的に高くしていたんですけど、 今年はもうちょっとのんびりと更新できればいいかなと思ってます。 アレンジの仕事…

gene ammons / boss tenor【ジャズのススメ 49】

ジーン・アモンズ、日本での知名度はかなり低いらしいです。 大好きなんですけどね。 Boss Tenor アーティスト: Gene Ammons 出版社/メーカー: Ojc 発売日: 1991/07/01 メディア: CD この商品を含むブログ (1件) を見る このアルバムに参加しているドラムス…

「メルト」のはなし

ボカロという言葉があります。 正確にはボーカロイドというんですけど、 人工的に作られた声(というとまた誤解を招く可能性もありますけど)で、 自分もしくは他人が作った伴奏にのせて歌わせている動画が一時期流行しました。 初音ミク、という名前を一度…

シオンは物見らの歌うを聞けり

大バッハのカンタータ140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」。 その中の第4曲にあたるのが「シオンは物見らの歌うを聞けり」です。 Bach: Zion Hort Die Wachter Singen (Zion Hears the Watchmen) この曲に出会ったのははるか昔のことです。 母…

友人からの依頼

音楽大学がアメリカのボストンにあったので、 そちらに住む友人も多くいるんですが、 そんな中の一人から昨日メールが届いたんです。 久しぶり、元気してる? という書き出しで始まったメールの内容ですが、 内容を要約すると「ボストンに遊びに来い」という…

現代音楽を聞く その9

ジョン・ケージというと「4分33秒」という曲が圧倒的に有名ですよね。 スコアにはTACET、つまり「音を出さない」と書かれただけ。 これ、かなり前衛的だとは思うんですけど、 私自身は生でこれを聞いたことが無い人なので、 (「聞く」という表現が正しいか…

Back To The APPLE / Count Basie Orchestra【ジャズのススメ 48】

今年の二月に来日したカウントベイシーオーケストラ。 私も聞きに行ったんですよね、これ。 というのも、この曲が大好きなんです。 Count Basie - Back to the Apple - Live in Sweden 1962 (new in sync!) もともとカウント・ベイシー自身も大好きでしたけ…

アレンジのお話をまたやってみる

ここ最近アレンジ仕事がちょこちょこ入ってて、 なかなか趣味の時間を保てない状況なのですが、 このブログに文章を書くことは定期的にやってます。 ま、そんなわたくしごとはさておき。 昔の話をちょこっとします。 当時師事していた音大の教授というか講師…

アニソンとタイアップ

最初にそれを意識したのはJUDY AND MARYの「そばかす」だと思います。 私自身ジュディマリは大好きなバンドでしたし、 それ以降もジュディマリのヴォーカルであるYUKIさんのアルバムとかシングルも ずっと追いかけ続けているくらいに好きです。 この「そばか…

現代音楽を聞く その8

西村朗さんといえば、日本を代表する現代音楽作曲家です。 私が敬愛する劇伴作曲家の田中公平さんと東京藝大で同期だった、 ということは意外と知られていないと思いますが、 公平さんの藝大同期の方って結構この分野で活躍されています。 私が音大時代に触…

Hope-Full / ELMO HOPE【ジャズのススメ 47】

数多くのプレイヤーと共演して名をはせたエルモ・ホープ。 天才といわしめた彼の演奏、実はあまり聞いていません。 ここ最近でようやくアルバム全部聞いたんですけど、 彼の奥さんであるベルタ・ホープとのデュオを含めた、 彼のピアノを堪能できるこのアル…

雨にキッスの花束を

布団に入って何か曲でも聞こうとランダム再生してた時、 最初に再生されたのがこの曲でした。 【今井美樹】雨にキッスの花束を 私が聞いたのは今井美樹さんのアルバム「Ivory II」のバージョンでしたが、 こちらの動画のバージョンもかなりいいです。 もとも…

現代音楽を聞く その7

ポーランドの作曲家、ヴィトルト・ルトスワフスキ。 彼の交響曲を聞いたとき、衝撃を受けたことが懐かしいです。 (まだ物心ついたかついていないかの頃です) なので、その曲「交響曲第二番」を紹介しようと思ったんですが、やめます(笑)。 ここは「ルト…

DADA / DADA 【プログレ古今東西10】

先日さいたまロックフェス(SAI)に行ってきて、 the HIATUSのサウンドを生で聞いてきたんですよ。 彼らのサウンドも一応プログレの範疇だと思うんですけど、 聞いてるとロック色の強いサウンドでとても良かったです。 という感想はさておき。 今回はDADAに…

ちょっとした告知

いつも音楽日記をご覧いただきありがとうございます。 管理人のヒロユキです。 さて、ちょっとした告知をします。 実はこちらのブログは音楽専門で書いているつもりなのですが、 それ以外の内容もちょこちょこ書かせていただいてます。 ですが「音楽日記」と…

Andreas Dreier Trio / But Not For Me【ジャズのススメ 46】

ごく最近のジャズプレイヤーのアルバムも積極的に聞いています。 このアンドレアス・ドライアー・トリオもそんな中の一つです。 北欧のジャズってあまり耳なじみがなかったこともあって、 一度聞いてみたんですが、その渋さに惚れました。 But Not for Me -D…

カップヌードルのCMを見て

ここんところジャズネタあまりやってなくて、 小ネタとか現代音楽とかのことを書いているので、 「そろそろジャズのネタ切れ?」と思われているかもしれませんが、 そんなことはないんです。ただ飽きっぽいだけです(笑)。 いや、今後も定期的にジャズのお…

現代音楽を聞く その6

ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。 ドイツの現代音楽の作曲家です。よく聞いてます。 ヘンツェというと10曲ある交響曲や歌劇の印象が強いんですけど、 私の志向というかなんというか、室内楽曲にも魅力的なものが多いです。 1959年作のピアノソナタもまさにそ…

作業完遂

先週依頼されていた仕事がさっき終わりました。 某ジャズフェスみたいなところで演奏するらしいので、 こっそり見に行こうと思ってます。 がっつり段数のある五線紙と向き合ったのは久々でしたが、 いざ作業を始めると思ったよりするすると書けた、ような気…

Nikolai Kapustin / Kapustin Plays Kapustin - A Jazz Portrait【ジャズのススメ 45】

ジャズのことを語る上で、カプースチンを取り上げるのは、 賛否両論あるかと思うんですが、 私はそういう垣根みたいなものを作るのが嫌なので、 今回はあえてこちらのCDを取り上げてみます。 Kapustin Plays Kapustin - A Jazz Portrait アーティスト: Nikol…

作業中の息抜き

アレンジで煮詰まることってほとんど経験がないんですけど、 前回の投稿で書いた今のアレンジ仕事、 仕事の休憩中や帰宅してからちまちまと続けております。 でまあ、いろいろと考え事をしながら作業をしていることもあって、 少し煮詰まりかけてます・・・ …

ちょっとしたアレンジ仕事

フランスに来てます。 といっても音楽の仕事ではなく本業のほうですけども。 ちょうど出張の前日に知り合いから言われて、 ビッグバンドで演奏するジャズのアレンジをすることになりました。 1曲だけなんですけどね(笑)。 なので荷物の中に五線紙も数枚し…

現代音楽を聞く その5

生演奏で「広島の犠牲者に捧げる哀歌」を聞いたのはいつだったでしょうか。 クシシュトフ・ペンデレツキはポーランドの現代音楽作曲家です。 彼の作品に触発された人は結構多いと思うのですが、かくいう私もその一人です。 最初に聞いた彼の作品は「怒りの日…

Dave Koz / Saxophonic【ジャズのススメ 44】

デイヴ・コーズのアルバム、ここ数年継続して聴き続けてます。 中でもこの「サクソフォニック」というアルバムは、 ファンクな印象を強く押し出した佳作と思ってます。 Saxophonic アーティスト: Dave Koz 出版社/メーカー: Capitol 発売日: 2007/08/24 メデ…

現代音楽を聞く その4

以前、某音楽大学の作曲家有志による演奏会というものがあり、 当時のTwitterでのフォロワーさんも参加されるということもあって、 そちらに参加したことがあります。 現代音楽、というよりも総合芸術といった印象が強かったその演奏会ですが、 純粋に器楽曲…

翼を持つ者~Not an angel Just a dreamer~を聞く

作曲家の田中公平さんが発起人(製作総指揮)となり、 「アニソンのWe are the Worldのような曲を作りたい」ということから、 いろんなところにお声掛けして実現した歌、なのだそうです。 堀江美都子さんや水木一郎さん、ささきいさおさんや串田アキラさんな…