音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

音漏れ

毎日電車通勤をしているんですけど、

イヤホンをしている人の比率がだいぶ増えましたよね。

スマホ、とりわけiPhoneの普及率が高くなり、

音楽やラジオなどを楽しんでいるのだろうと思います。

 

で、その普及率に比例して音漏れする人も多くなりましたね。

あんなに大音量で聴いていたらそのうち耳がどうにかなると思う、

というくらいの音量で聴いている人がいるんですよ。

 

そして私は電車内で読書をしていることが多いんですが、

本を読みながらも、その音漏れをなんとはなしに聴いているわけです(笑)。

「あ、この曲はあのアイドルグループの曲だな」

「この曲は、アメリカの若手女性歌手の最新作だな」

と、その音漏れを楽しんでいる自分がいたりするから困りものです。

 

たいてい音漏れって迷惑なものという認識で、

私もそういう場面に遭遇すると眉をしかめる事が多かったんですけど、

そうした楽しみを知ってしまうと、そうした怒りを憶えないんですね。

どんなことでも見方によっては180度印象が変わるものです(笑)

 

ですが、大音量で音楽をイヤホンで聞くのは、

耳をそれだけの時間酷使していることになりますから、

イヤホンは用法用量を守って正しく使いましょう。

STEPS / SMOKIN' IN THE PIT【ジャズのススメ 32】

このアルバムの詳細を話すと長くなります。

なので話しません(笑)。

 

この録音というのが日本でのライブであるということ、

スティーブ・ガッドのドラムスが超絶的にかっこいいということ、

ギタリストの渡辺香津美さんもちょこっと参加されていることなどなど、

書き出すとキリがないからです。

まあでも、このアルバムはスティーブ・ガッドのアルバムとも言えます。

少なくとも私はそう思ってます。

ジャズというよりフュージョンよりの音色ですけど。

 

Smokin in Pit

Smokin in Pit

 

 

このアルバムも相当評価高いことでよく知られてますけど、

完成度は本当に素晴らしいアルバムです。

一曲あげるとなると本当に悩みますけど、「Not Ethiopia」ですかね。

 

ジャズ・フュージョンの傑作の一つだと個人的には思ってます。

 


Steps - Not Ethiopia

サンセットサマー

まだ初夏なんですけど(笑)。

今日から6月です。いよいよ梅雨の時期になりますね。

 

夏の曲というとたくさんあると思うんですが、

私が最初に自腹で購入したCDというのが、

石川優子さんの「Stupid Cupid」というアルバムだったんですね。

アニメ「燃える!お兄さん」の主題歌だった「ドリーミー・ドリーマー」、

という曲にハマってしまってアルバムを買ったくちです(笑)。

アニメエンディングの「時を置いて」も大好きだったんですが、

そのアルバムに収録されていた「エルドラド・サマー」が、

タイトルとは裏腹に夏らしくない気がして、

それが逆に印象に残っていたりします。いい曲ですよ、ちなみに。

 


エルドラド・サマー / 石川優子

 

あともう一曲。ゲームからなんですが。

 

サクラ大戦というアドベンチャーゲームから派生して、

本当の劇場で「歌謡ショウ」と題して舞台が行われていたんですよ。

2000年前後のことなのでもう20年近く前ということになります。

実際にゲーム内のキャラクターに声を当てていた人が、

そのままそのキャラに扮して舞台を所狭しと大暴れしていました(笑)。

 

主人公である真宮寺さくら役の横山智佐さんと、

浪曲師でもあった国本武春さん(劇中では東中軒雲国斎役)がデュエットしたこの歌、

「サンセットサマー」のメロディがふっと舞い降りてきたんです。

夏、と聞くとふと思いだす曲の一つとなりました。

 


サンセットサマー

 

イントロや伴奏に三味線が使われています。

そして、ほとんど歌わない国本さんが、

2番のサビ後にちょこっと歌うんですが、ここが本当に良いんです。

(動画で言うと3:11あたりから)

まあ、最後二人できれいなハーモニーを聞かせてくれてますが。

この歌、実は私、当時生でこの歌を聴いたんですよね。

確か「新宝島」という歌謡ショウだったと思います。

三味線でギターのようなフレーズを難なく演奏している国本さんが、

当時の私にはとてもまぶしく見えました。

もちろんメインヴォーカルの横山さんの歌声もとても魅力的でしたが。

 

残念ながら国本武春さんは一昨年末にお亡くなりになったんです。

そのニュースを知った時にも、このサンセットサマーが頭のなかで流れてました。

落胆していたはずなのに、そのメロディに触れて少し癒やされたことを、

今事のように思い出します。

 

夏の曲といえばこの2曲。

いや、これ以外にもあるんですけど(笑)、それはまた別の話。

練習記録

今日本を離れているので練習はできていないのですが、

6月下旬の友人の結婚式で披露するピアノの練習は続けております。

 

ドビュッシーの「夢」という曲を演奏します。

ピアノ歴で結構なブランクがあるとはいえ、

音大に行っていた当時はプーランクバルトークも演奏していた人なので、

(とはいえピアノ専攻ではなかったんですけどねw)

すんなり演奏できると思っていた私がバカでした(笑)。

 

苦労してます。とても苦労してます。

本番まで一ヶ月もないという状況で、これはとてもまずいです。

 

久々にハノンやったり、段階的に演奏曲目を難しくしているんですけど、

子供の頃に演奏できていたものが、

大人になると、こうも指が回らないものかと嘆きそうになります。

というか嘆いてます。

まあでもやると決めたからには本番までに必ず仕上げてみせます!!

 

やる気ないんですけど(笑)。

 

本番では会場にグランドピアノを用意するとのことです。

ああ、胃が痛い・・・・

 

シンガポール出張記録

土曜日(5/27)からこちら、シンガポールに来ています。

日本に比べて格段に暑いということは覚悟していたのですが、
仕事量が割とたくさんあって、観光などに行く余裕もなく、
かといって多忙かと言われるとそれもまた微妙なところでして。

もともとこれほど海外出張が多い会社ではなかったはずですし、
そもそも私自身の今のポストが海外取引とは無縁のところなので、
なぜこれほどたくさんの国を訪問しなければならないのか、
当の本人にもイマイチよくわかっていないというのが現状です。

愚痴めいてきたので戻します。

ブログ更新が滞っています。
意図してそうしているわけではなく、
投稿するだけのネタが無いだけなんですけど(笑)。
はてブロでやっている音楽ブログの方は定期的に更新しているのですが、
あっちはもうネタが腐るほどあるので投稿には当分困らないってだけです。

そんな感じでちゃんと生存しておりますのでご安心くださいませ。
あ、木曜の夜には帰国予定です。

Analyze

楽曲分析、という言葉があります。

文字通り「曲を分析する」という意味合いです。

かっこよくアナリーゼ(Analyze)と呼ぶこともあります。

私はアナリーゼ派です(笑)。

 

じゃ、具体的に何をするのかと言われると、

これもまたひとことで説明するのが難しいところなのですが、

まあ、曲の構造を深く掘り下げること、ということですかね。

 

譜面さえあれば演奏技術はともかく誰でもその曲に触れることができます。

譜面の記載通りに弾くことも重要な要素の一つといえるわけですが、

たとえば「ここの和音ってどういう理屈で付いているんだろう」とか、

「こっちのメロディとそっちのメロディ、全然違うものが同時に鳴っているのに心地よく聞こえてくるのは何故なんだろう」とか、

そういったことを音楽のルールに則って解読する作業全般を指します。

 

アナリーゼをしなくても音楽は楽しめます。

そういう風に音楽が作られているから当たり前ではあるんですが、

より深くその曲を理解したい、知識を深めたいという欲求を満たしたり、

または演奏する上で注意するべきことを見つけたり、

アナリーゼをすることで楽曲への理解がより深まるんです。

 

ただ、昨今の音楽家の方々はあまりこういうことをしないのだそうです。

 

アナリーゼには少なくとも音楽理論の基礎的な知識が必要ですし、

さらに深く分析をするのであれば、もっと実践的な知識が必要となります。

そうしたことをしなくても曲を作ったり演奏することが出来るからこそ、

自分の分野以外の音楽に対してそれほど興味を持たなくなるわけです。

プロの音楽家と言われる人たちでも、

アナリーゼを積極的に実践している人はそれほど多くないのだそうです。

統計をとったわけではないのでその真偽はわかりませんけど。

 

 

以前、別のブログでも書いたと思うんですけど、

音楽を楽しむのに理屈も理論も必要はないです。

ただ音の波に揺られている、それだけで音楽はちゃんと応えてくれます。

なので、このブログを読まれている方の大半は、

アナリーゼなんてことをしなくても問題はないはずなんです。

 

ただまあ、音楽を提供している側の方々は、

(一部の天才を除いて)アナリーゼってやるべきだと思うんですよね。

その曲の化学構造や分子構造みたいな細かいことを発見して、

その作曲家の意図や癖などを紐解いていくことで、

自分の音楽活動の糧となっていくことは確実なわけですから。

・・・確実かどうかは定かではないですね(笑)。

Pat Martino / Live at Yoshi's【ジャズのススメ 31】

パット・マルティーノ良いですよね。

ジャズギタリストとしてはかなり有名どころだと思いますが、

実は彼の演奏を聞き始めたのは、ソニー・ロリンズがきっかけでした。

彼の作った「Oleo」という曲があるのですが、

このアルバムの最初に収録されているんですよね。

 

Live at Yoshi's

Live at Yoshi's

 

 

Oleoも当然大好きなんですけど、

ここはあえて「El Hombre」にします。

 


Pat Martino – El Hombre (Live)

 

ギター、オルガン、ドラムスというトリオなんですけど、

オルガンがすごくかっこいいんですよね。ギターも当然ですが。

言葉でうまく説明できないんですが、

音がまとまっているというか調和が取れているというか、

超絶テクニックを披露しているはずなのに、

聴いている耳がその音色に慣れてしまうというか。

 

やっぱり言葉では上手く説明できないので、ぜひアルバムを聞いてみてください。