音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Harie Loren / THEY OUGHTA WRITE A SONG 【ジャズのススメ 19】

このアルバム、実は私が見つけたものではないんです。

同じジャズ好きの知人からすすめられたものです。

ジャズ・ヴォーカルものは敬遠がちなんですよ。

ここ最近出ているジャズ・ヴォーカルものってあまりピンとこなくて。

 

なんて書くと、いろんなファンから怒られそうですけど(笑)。

 

そんななかで紹介されたこのアルバム。

最初はご多分に漏れずそれほど響きませんでした。

 

THEY OUGHTA WRITE A SONG

THEY OUGHTA WRITE A SONG

 

 

「青い影」というタイトルで知られる名曲、「A WHITER SHADE OF PALE」。

聞き飽きた感も多少あるこの曲ですが、

彼女の歌声で聴くと少し違った印象をもたらしてくれます。

「BLUE SKIES」や「Autumn Leaves」などなど、

名曲が彼女の歌声で聴くとまた楽しく思えます。

最初は首を傾げてた私も、何度も聴いているうちに心地よいものになりました。

 

うん、これから覚えておこう、この名前。ヘイリー・ロレン。

 


A Whiter Shade of Pale - Halie Loren (Procol Harum)

 

 

Switch騒動記

最近このブログがゲーム系ブログになりつつあることは自覚しているのですが、
音楽ネタは別のブログで書いているので、
日常系ブログとしてこういう偏りがあるのもまあ良いのではないかと、
自分で自分を鼓舞しているところです。

うそです(笑)。




さて、お題のとおり、今日もゲームネタです。

今年の3月3日に任天堂から発売されるNintendo Switch
新機軸のゲーム機であり、前評判は上々、私も期待に胸膨らませています。
そんなSwitchですが公式に1月21日より予約を開始するとアナウンスされました。
つまり先週の土曜日ですね。
時間があれば私も実店舗に行って、
予約列に並ぶことも辞さなかったんですが、
その日は新潟でとあるイベントを主催することがすでに決まっていたので、
仕方なくネット通販で予約をすることに決めました。

21日の朝9時からという発表をしていた家電量販店もありましたが、
すべて足並みが揃っているとも限らないので、
私はある予測を複数立ててみたわけです。


  1. 21日午前0時
  2. 21日午前7時
  3. 21日午前9時
この3つの時間を予測して、その数分前にログイン待機することに。

結論から言うと、ほぼすべてのネット通販で朝9時から予約を開始、
私は某Amazonで無事に欲しいものをすべて予約することが出来ました。
(本体・ゼルダBotW Collector's Edition・ARMS・キャリングポーチ・amiiboなど)

購入を終えていろいろと情報を収集してみると、
大手家電量販店の一つ、ヨドバシカメラのいくつかの店舗で、
「予約日当日に店舗にて予約された方はすべて発売日に受け取れます」
というアナウンスを行い、終日予約を受け付けていたんですね。
ネット通販で予約することができなかった人がそちらへ流れたみたいです。
ヨドバシカメラ単体で相当な予約数だったと思うのですが、
おそらくはメーカーの「転売防止策」の一つだったのだろうと予測しています。
潤沢に本体台数を用意しているというアピールにもなったみたいですし。



とはいえ、Switch本体を購入できなかった方も多数いらっしゃることも事実です。



お話が前後して申し訳ないんですが、
ネット通販といえば、娯楽の殿堂・任天堂がついに通販サイトを立ち上げることも発表されました。
マイニンテンドーストアというそのサイトでSwitch本体とソフトを予約すると、
非売品であるカレンダーが付いてくるということで、
そのサイトのオープン日である1月23日月曜日を心待ちにした方も多かったみたいですね。

この辺の話が、題名にもある「騒動記」というところにかかってくるんですけども(笑)。

前述の通り、かなりの台数を21日の予約で獲得していたわけなのですが、
非売品のカレンダーが欲しいという人もいらっしゃったみたいで、
21日の予約をスルーして(もしくは、やんごとなき事情があり予約ができなかった)、
この公式ストアで本体とソフトを予約しようと息巻いている方も多くいたようです。

このブログを読んでいる方の多くはご存知のことかもしれませんが、
マイニンテンドーストアは終日アクセス制限を行っていた関係で、
オープンしたとされる午前10時頃からかなりの長時間在庫が切れなかったんですね。
結局その日の夜くらいには在庫が無くなってしまったようなのですが。
21日に予約できなかった人たちと、
カレンダーが欲しい人や本体のカスタマイズをしたい方々が一気になだれ込み、
サイトが終日、だけではなく、翌日の朝あたりまでずっとアクセスしづらい状況だった模様です。

そして、案の定、その非売品のカレンダーと本体のセットが、
転売屋さんの手に渡り、高値でオークションサイトにあげられています。





このあたりで私見を書かせてもらいたいんですけど。





転売屋自体は私も大嫌いですし、撲滅運動があるなら参加したいくらいなのですが、
転売ヤーのせいで、本当に欲しい人の手には渡らない」という理屈は、
ちょっと違うのではないかな、とも感じているんですよ。
転売ヤーと言われる連中は確かにクズの極みではありますけど、
転売という不純極まりない目的ではあるものの「本当にほしいもの」を手に入れるために、
彼らも彼らなりに努力をしているんじゃないかな、とも思うんです。
その努力の方向がひねくれているから駄目なんですけどね。

ま、ゲスの話はこのくらいにしときましょう。



今でも、実店舗の一部では数は少ないながらも予約をしているところもありますし、
探せばいろいろと購入する手段はまだ残されているように思います。
発売日当日ではなくても、ある程度の数がまた予約できるようになるはずなので、
くれぐれもオークションサイト等で購入するのだけはやめましょう。


とまあ、なんにも考えずにダラダラとここまで書いてみました。

いろいろとSwitchについてネガティブなことを言う方も多いみたいですが、
きっとこれからも私は、任天堂という会社が大好きなんでしょうし、
Switchもたぶん遊び尽くすことになるんだろうなと。

とにかく、今から楽しみでなりません。

3月3日

ひな祭りのお話ではありません。

娯楽の殿堂・任天堂が社運をかけた、と言っていいのかどうか定かではないですが、
新しいゲーム機、Nintendo Switchが発売される日です。

何を隠そう、私は任天堂のゲーム機をこれまですべて購入しています。
売ったものもありますけど(笑)。
とはいえ、SIEやMSから出ているハードも多数買っているので、
特に任天堂信者であるという意識はありません。
(そもそも「信者」って言葉があまり好きじゃないんです)

ローンチタイトル、つまりゲーム機と同時発売されるゲームとして、
最も注目されているものの一つが、昨年30周年を迎えたゼルダの伝説シリーズの最新作です。
「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」と題されたそのゼルダは、
先発機であるWiiUとSwitchの二機種で発売されます。

私は両方やるつもりなのですが、
先にWiiU版(ダウンロード版)を買ってプレイするつもりです。

これを書いている2017年1月20日現在、
明日1月21日にSwitchの予約開始という先日の任天堂公式発表を受けて、
たぶんゲーム好きの人やそうではない人(転売ヤー)もその時を待ちわびていると思います。
かくいう私も予約できれば予約したいなぁ、と考えてる一人です。
が、目的の一つであるゼルダ最新作はWiiU版でまずプレイするつもりですし、
その他のローンチタイトルも気になるものはあるのですが、
発売日にやりたい、とまでは思っていないので、ゆるゆると予約するつもりです。
ま、予約できたらもうけもん、くらいの意識です。

Switch版ゼルダの限定版も欲しいと言えば欲しいですが、
持っている人に見せてもらえばそれでもいいかな、くらいに考えてます。
昔の私なら「是が非でも」という心持ちだったのですが、
歳を重ねていくぶん心が落ち着いてしまっているのかもしれません。
買えればいいか、くらいでいると案外スッと手に入るもんです(笑)。





ここまで書いて気づいたんですが、
やっぱり物欲が少し減ってきたな、という印象です。
以前の私なら、欲望のおもむくままに行動していたんですけど、
悟りを開いたのか、それとも単にめんどくさいだけなのかわかりませんが、
ただひたすら趣味に没頭するといったことがほぼ無くなったような気がします。
ゆっくりと本でも読みながらテラスで紅茶でも一杯、というように、
のんびりのほほんと過ごせればいいかなぁ、という感じにシフトしてます。
それが歳のせいなのか、それとも何かしらの心境の変化なのか、あるいはその両方かもしれませんけど、がむしゃらに追いかけることをあまりしなくなった気がします。

これじゃいかん、とは思いつつ、でもこれでもいいかと思ってる自分もいたりします。

Twitterとか見てるとそういう「がむしゃら」な人がとても多いんですよね。
そういう人を見ると羨ましく思う反面、嫉妬にも似た気持ちになることがあります。
自分は自分、他人は他人ということも頭のなかではわかってるんですけど、
感情の部分ではそういう鬱屈としたものも内包してたりします。

誤解の無いように言いますけど、病んでるわけじゃないですよ(笑)。
年齢とともに心境が変化してきた、というお話です。



ともあれ、手に入れられるものならSwitchをこの手でつかみ取りたいです。
(前述と矛盾していますが、これもまた私らしいですw)

KANSAS / Leftoverture 【プログレ古今東西2】

Kansas好きなんですよ、昔から。

それこそプログレ聴き始めた頃から聴いてます。

中でも名盤とうたわれている「Leftoverture」(永遠の序曲)は、

今でもたまに聞きたくなるだけの魅力を備えてます。

 

LEFTOVERTURE

LEFTOVERTURE

 

 

大半の方はアルバム最後に収録されている

「Magnum Opus(超大作)」が印象に残ってるんでしょうね。

なにせ8分を超える曲ですから。

まあでもプログレという観点で言うと8分なんてまだ短い方だと思います(笑)

 

アルバム最初に収録されている「Carry On Wayward Son(伝承)」は、

確か映画で使われたんですよね。とてもいい曲です。

アルバム中盤の「Miracles Out of Nowhere(奇跡)」も大好きなんですけどね。

プログレってこういうもんだよな、という間奏を堪能することが出来ます。

ケルトっぽくも聞こえますし、でもやっぱりプログレなんですよね。

 

今聞いても全く聞きべりしない、とても稀有なアルバムです。

 

不読書の年

唐突なのですが、
今年はあまり読書をしない年、「不読書の年」にしようと画策しています。
画策、というと不穏な響きかと思うんですが、文字通り画策しているのです(笑)

実は昨年一年間、ゲーム音楽やその演奏会から少し距離をおいていたんですね。
「好きなものから一度離れてみることも必要である」という言葉をどこかで耳にして、
自分が好きな物を断つというのはどういう心境なのだろうと、
半分興味本位でやってみたんですが、意外と長いこといけたんですよ。
結局いまは普通にゲーム音楽を聞くようになったんですけどね。

でまあ、私ももう一本の柱でもある「読書」を今度はやめてみようかなと。

特に目的を持ってやめるというわけではなくて、
単にやめたら何か自分の中で変わるのかな、と思っただけなんです。
あと、読書をしている時間を他のことにあててみたいとも考えました。


活字中毒、だと思ってたんですが、
今年に入ってから2冊程度しか本を読んでません。
意外と中毒ではなかったんだな、と胸をなでおろしているところです(笑)

読書をしない、というわけではなく、少し控えてみようということです。
前述の通り、「好きなものから一度離れてみる」と、
また違った一面が見えてくるかもしれないからです。


好きなものがずっとそこにある、という確かな保証なんてあるわけじゃないですし、
それが無くなってしまったときに人はどういう気持ちになるのだろう、と。

ここまで書いて思い出したのは、
任天堂の前社長である岩田聡さんが亡くなった時のことです。

私はその時ロンドンへ出張に行ってました。
つまり海外で岩田さんの訃報を知ったんですね。
(このあたりのことは以前にもブログで書いてますのでそちらもごらんくださいませ)
そして私は号泣しました。声を出して泣きました。
そのくらいに唐突でしたし、そこにいることが当たり前だと思っていたので、
その存在がふと消えてしまったときの虚無感みたいなものは今でも心の隅に残ってます。
訃報を知った日に帰国を決断し任天堂の本社がある京都まで行ったのが、懐かしく思います。


こんな理由で、好きなものから一度離れてみようというのは、
いささか単純に過ぎるかもしれません。
読書も大好きですし、ゲームも、そして音楽も大好きです。
そんな大好きなものに囲まれすぎていて、それが当たり前になってしまっていること、
その事に少し危機感をおぼえてしまったんですね。
当たり前なことが当たり前じゃなくなる時がきっと来るんだろうなと。

だから今のうちに慣れておこう、ということじゃないんですよ。
当たり前なことを当たり前じゃないんだと自分に根付かせる、というと大げさですが、
そういう意識を心の何処かに持っていないと、きっといつか折れてしまう気がするんです。




とまあウダウダと書いてしまいましたが、
そんなこととは関係なく(笑)、読書を控える年にします。
もう少し心の余裕を取り戻せたら、来年からはまた年間100冊を目指します

NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のサウンドトラックのお話

以前このブログで大河ドラマの音楽のことを書いたことがあります。

 

もともと大河ドラマ自体それほど好きではなかったはずなのですが、

歳とともにこういう時代物を好んで見るようになってしまいました。

悲しくはないんですけど、時の流れを痛切に感じます(笑)。

 

今年の大河ドラマ「おんな城主直虎」見てます。

 

昨年の真田丸がとてつもなく面白かったので、

制作側もプレッシャーを感じまくってたのかもしれませんが、

脚本も音楽もとても好感のもてる、いいドラマです、今のところは。

私はドラマのオープニングの映像と音楽の虜になってしまいました。

というわけで、先日発売されたサウンドトラックを購入した次第です。

 

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 音楽虎の巻 イチトラ

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 音楽虎の巻 イチトラ

 

 

これまでのNHK大河ドラマの例に漏れず、

今作もオープニング音楽の演奏はNHK交響楽団です。

しかも指揮はあのパーヴォ・ヤルヴィ、ピアノはラン・ラン。

何という豪華な布陣でしょう。

菅野サウンドをこんな人達に演奏されたら良くないわけがありません。

 

某作曲家の方がTwitter

「フランスの印象派を思わせる音楽」という感想をつぶやかれていました。

私もその点については同意見です。

随所にアメリカ音楽とかロシア音楽の片鱗も垣間見えますが、

収録されているピアノソロ曲を聴いてみるとその印象はさらに顕著になりました。

これ、どこのドビュッシーが作ったんや、と思わず心のなかでツッコンだのはご愛嬌。

 

菅野よう子さんのオーケストレーション

実は少し苦手だったんですけど、今作はかなり洗練されていると思います。

特に後半のN響による4曲(ほぼattacca)はずっと通勤中に聴いてます。

※今週末の某イベントのためにここ最近はずっとプログレを聴いたんですが(笑)

 

そして、雅楽にオケ伴奏を付けてみたり、

かと思いきや「竜宮小僧のうた」ではヴォーカル曲まで使っています。

このあたりのなんでもござれ感は、やはり菅野さんの持ち味ですよね。

私も菅野さんといえば、

どんなジャンルでも関係なく作る人という印象も多少は持ってますけど、

やはり歌曲の印象が強いんです。

 

テーマ曲のピアノ協奏曲、というかほぼピアノ演奏し続けてますけど(笑)、

映像と相まってとっても心地よく感じるんですけど、

大河ドラマのテーマ曲としてはどうなんでしょうね。私は大好きですけど。

某信長が主人公のゲームのオープニングの方が大河に合ってるという声も、

放送当時には散見されましたけどね。

 

ドラマの今後の展開も、音楽もとても楽しみです。

 

 

 

 

あれから22年

阪神淡路大震災から今日で22年目となりました。

震災当時は私も地元にいて、あの揺れを経験しています。
近くの小学校まで歩いて避難したことや、
しばらく真っ暗な校舎で過ごした時、
廊下や教室に電気が復旧してパッと明るくなったときの歓声など、
当時のことを今でも色濃く思い出すことが出来ます。

あれからもうすぐ四半世紀が経とうとしているんですね。

天災は忘れたころにやってくる、と言われていますが、
確かにあの震災は、防災とか治安とかが想像の域外にあった頃唐突に起こったものです。
当時の神戸の人達にとって地震は縁遠い存在だったんです。
地震なんて起こるわけがないという根拠のない自信めいたものがずっと頭の片隅にあって、
それがものの見事に打ち砕かれた、というわけです。

私も知り合いを何人かこの震災で亡くしていますし、
直接的に震災が影響したのかどうかは分かりませんが、
学校時代の恩師もその震災の後、鬼籍に入られました。

人の存在そのものが消えてなくなってしまう、という事象は、
この震災以後とても身近なものとなってしまいました。
身近に感じるということ自体が、ひとつの欠陥みたいに思えてならないのです。
間違っているのか間違っていないのか、ということではなく、
人としてこういう感じ方をすることはどうなんだろう、という気持ちですかね。

そんなことをごちゃごちゃと感じながら今日を過ごします。